ぴあ、VIPルームや飲食、ギフト提供を組み合わせたホスピタリティパッケージに参入決定 DAIMANIと業務資本提携

ぴあ<4337>は、12月15日、DAIMANI Holdingと業務資本提携を行い、ホスピタリティパッケージの企画・製作・運営、および販売プラットフォーム提供ビジネスに参入することを明らかにした。同社は、DAIMANIが新たに発行する株式を2億4000万円(発行済株式の5%に相当)で取得する。

同社は、ラグビーW杯やオリンピックなど、これまでの大規模チケッティング事業で培ったノウハウを活かし、欧米を中心に拡大している「ホスピタリティ市場」への参画の準備を進めてきたという。

ホスピタリティパッケージは、通常の観戦・鑑賞に加え、VIPルームのチケットにクオリティの高い飲食やギフト、サービスの提供を組み合わせた商品など様々な良質な体験を提供するサービスとなる。

単なる富裕層向けサービスではなく、興行主催者の事業収益の拡大とともに、幅広いユーザーニーズに即したサービスのグローバル基準への拡充を目指したもので、集客エンタメテインメント業界の活性化とユーザー拡大を図る。

同社では、本事業の推進により、チケット事業との親和性の高いホスピタリティ事業の国内、及びアジア市場の開拓とその普及を図り、集客エンタテイメント事業における新たな収益の柱を構築するとともに、海外事業領域の拡大を進めていく。

DAIMANI Holdingは、その事業推進パートナーとなる。「DAIMANI」とは、中長期的な協働関係を構築していくことを目指し、両社合弁による新会社の設立を2023年3月に予定している。

なお、業務資本提携による2023年3月期の連結業績に与える影響は、軽微なものと見込んでいるが、中長期的には同社グループの企業価値向上に資するものと考えているとのこと。