【ゲーム株概況(12/22)】前日S安のmonoAIが環境好転で急反発 『エレストワールド』手がかりにクルーズも大幅高 BLCゲーム関連にも物色
12月22日の東京株式市場では、日経平均株価は反発。前日比120円15銭高の2万6507円87銭で取引を終えた。前日の米国株式市場が上昇した流れを受けたほか、5日続落となっていたことで自律反発狙いの買いが入った。ただ、日銀の金融政策正常化への思惑もあり、買い一巡後は伸び悩んだ。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、monoAI technology<5240>が急反発。一般的にIPO銘柄は外部環境や需給で乱高下しやすい特徴があるが、前日ストップ安まで売られていた。この日は全体市場が良好だったこともあり、短期筋を中心に買いが入ったようだ。
クルーズ<2138>が大幅高。昨日、同社の子会社CROOZ Blockchain LabがGameFi分野における新規ブロックチェーンゲームとなる『エレメンタルストーリーワールド(仮称)』の開発を行うことを発表したことが株価の刺激材料となった。
また、ディー・エル・イー<3686>やアエリア<3758>、KLab<3656>、gumi<3903>などブロックチェーンゲーム関連の一角に物色の矛先が向かった。
フリュー<6238>は前日と変わらず。昨日、2022年11月の月次売上高は前年同月比5.7%減の28億8500万円だったと発表した。キャラクタMDが好調だったが、プリントシールとゲームが大きく落ち込んだことが響いたという。
他方、10月に締めた決算を発表した銘柄が低調で、ANYCOLOR<5032>やウェルプレイド・ライゼスト<9565>、coly<4175>、モイ<5031>下げが目立った。
なお、この日の引け後にスクウェア・エニックス・ホールディング<9684>とSBIホールディング<8473>と資本業務提携を発表したgumi<3903>の明日(12月23日)の株価動向が注目される。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240