【ゲーム株概況(1/11)】『ドラクエ』新作スマホゲーム材料にスクエニに物色 開発思惑でNJHDがS高 ゲームギルド参入のイオレは発表後がピーク
1月11日の東京株式市場では日経平均は4日続伸。前日比270円44銭高の2万6446円00銭でこの日の取引を終えた。米国連邦準備理事会(FRB)による金融引締への警戒感が後退して米国株高となった流れを引き継ぎ、幅広い銘柄で買いが入った。買い一巡後は米国の消費者物価指数の発表を控えていることもあり、もみ合いとなった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が続伸。子会社のスクウェア・エニックスが「ドラゴンクエスト」シリーズ新作スマホゲーム発表会の公式生放送を1月18日19時より実施することを発表し、公式ティザーサイトと公式Twitterを公開したことが市場の注目を集めた。
同社株にとどまらず、開発会社への思惑からエヌジェイホールディングス<9421>がストップ高まで買われた。子会社ゲームスタジオが『星のドラゴンクエスト』を開発・運営を担当するなど実績を持つ。ほか、『ドラゴンクエストタクト』のAiming<3911>、『ドラゴンクエスウォーク』のコロプラ<3668>なども高い。
明日1月12日に決算発表を控えるゲーム関連銘柄のケイブ<3760>とトーセ<4728>が買われた。ケイブは、9月1日付で子会社化したでらゲーの業績寄与への期待もあり、一時1700円台を回復する場面もあった。
このほか、イオレ<2334>が反発。この日、Web3事業に参入し、GameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Assetと上場企業として日本初となるNFTゲームにおけるギルド運営事業を開始すると発表した。この日は朝方から株価は上がり続け、発表直後がこの日のピークとなった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421
会社情報
- 会社名
- イオレ
- 設立
- 2001年4月
- 代表者
- 冨塚 優
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東京証券取引所グロース市場
- 証券コード
- 2334