【ゲーム株概況(1/13)】第2四半期決算で最終黒字転換を達成のケイブが急動意 新作の事前登録好調でモブキャストHDは終値ベースで昨年4月以来の100円台を回復
1月13日の東京株式市場では、日経平均は6日ぶりに反落し、前日比330.30円安の2万6119.52円で取引を終えた。日銀が来週開催予定の金融政策決定会合で追加の政策修正を実施するのではとの思惑から為替が円高方向に振れたことが市場の心理を冷やした。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が一時1817円まで買われるなど急動意を見せた。ケイブは、前日1月12日に2023年5月期の第2四半期決算を発表し、でらゲーの買収による「負ののれん」を計上し、最終利益が大幅黒字転換となったことが株価の刺激材料となったようだ。
また、最新作『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』の事前登録社数が15万人を突破したと発表したモブキャストHD<3664>は、終値ベースで昨年4月27日以来となる100円台を回復した。
ほか、アピリッツ<4174>やテンダ<4198>、ブシロード<7803>などが買われた。
直近IPO(新規上場)銘柄物色の流れに乗るmonoAI Technology<5240>は、反発して上場来高値1972円を付けるなど、2000円大台乗せをうかがう展開となった。
半面、KLab<3656>は、子会社BLOCKSMITH&Co.などが手掛けるブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』が前日1月12日にサービス開始となったが、これを目先の材料出尽くしとみた売り物に押された。
そのほか、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅続落し、カヤック<3904>やワンダープラネット<4199>なども売られた。
決算関連では、前日12日に発表した第3四半期決算が市場の期待に届かなかったとの見方から東宝<9602>が安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664