サイバーステップ、第2四半期(6~11月)決算は売上高50%減、5.6億円の営業赤字を計上 「トレバ」の売上が減少傾向に 継続的な事業構造の見直しを推進
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サイバーステップ<3810>は、1月16日、2023年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、配送面での費用構造の見直しで改善が進んだものの、想定より利益の回復に至らなかったこともあり、各利益項目とも赤字計上が続いた。
売上高20億8200万円(前年同期比50.2%減)
営業損益5億6500万円の赤字(前年同期8億5200万円の赤字)
経常損益5億5000万円の赤字(同8億7200万円の赤字)
最終利益5億6300万円の赤字(同11億700万円の赤字)主力事業である「オンラインクレーンゲーム・トレバ」は、前年同期と比較して減収減益の傾向だが、コアなユーザー層のファンが長期継続プレイをしている傾向もあって、売上高は依然として会社の主軸となっている。国内外向けの定期的なキャンペーンを積極的に実施しつつ、サービスの付加価値を高めて新たな顧客層の開拓を進め、システム面では継続して操作性の向上を目的としたアップデートに努めた。
コスト面は、「トレバ」および新規事業における国内外向けプロモーション費用を抑えた形となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたユーザーへの配送については、配送遅延の解消もされ、費用構造の見直しに大きな改善傾向となっているが、想定より利益の回復に至らなかったことを受け、引き続き継続的な事業構造の見直しによる収益の改善に向けて取り組みを進めていく。
売上高は、継続的なコスト削減の一環として販促費の減少を実施したことに伴って減少したが、配送遅延の解消などサービス面でユーザーの満足度を高める取り組みを行ってきた。今後は、他事業との協業およびタイアップ景品の企画によって顧客層の拡大および一度はプレイしたことのあるユーザーのリピートを目指していく。
■通期予想は引き続き未定
2023年5月期の連結業績予想については、現段階で合理的な業績予想の算定が困難なことから引き続き未定としている。今後、適正かつ合理的な予想が算出可能となった時点で速やかに公表する予定だ。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810