原本とケンタウロスワークス、博報堂、ブロックチェーン技術を活用した著作権侵害対策サービス「C-Guardian」個人版を提供開始

原本とケンタウロスワークス、博報堂の3社は、ブロックチェーン技術を活用してデジタルコンテンツを著作権侵害から保護するサービス「C-Guardian(シー・ガーディアン)」の個人クリエイター向けバージョンを開発し、本日(1月17日)より提供を開始すると発表した。2020年に企業向けに共同開発を行ったが、その個人向けとなる。


1. ブロックチェーン技術により、著作権侵害被害の証拠を半永久的に保存
著作権を侵害しているWebサイトおよび侵害を受けたコンテンツの情報をブロックチェーン上に記録、証拠として保全する。通常のデータベースシステムではなく、改ざんが事実上不可能なブロックチェーンシステムを使用することで、証拠データを半永久的に保存することができる。

2.「侵害記録証明書」を発行でき、違法サイトに対して牽制力をもった対応が可能
ブロックチェーン上に保存した著作権侵害被害の証拠データを「侵害記録証明書」としてダウンロードすることが可能。違法サイトに対し、著作権侵害の警告と共にその証明書を提示することでより強い牽制力となる。

3. 従量課金制で、ワンコイン(500円)で証拠を保全
著作権侵害が発生する件数は時期によってまちまち。また違法サイトの規模や知名度によっても対応は異なる。個人クリエイター向けC-Guardianでは、月額制ではなく、侵害記録1件につきワンコイン(500円)で簡単に証拠を保全できる。著作権侵害の発生件数が特に多い時期に限定したり、対応を要する違法サイトに絞ったりと、それぞれのニーズに応じて必要な分だけ利用できる。

4. NFTの侵害にも対応
個人クリエイター向けバージョンでは、これまでの漫画、アニメに加えて、近年注目されているNFTの侵害の証拠保全も可能。


なお、本サービスは、ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)が日本のIPコンテンツを安心安全にグローバルに流通拡大させるための基盤として支援する、パブリックブロックチェーン「Sanpō-Blockchain(サンポー・ブロックチェーン)」を採用している。