サイバーエージェント、第1四半期のネット広告の営業減益はDXや営業増員など先行投資が要因 「DXは時間が掛かるが、収益拡大に貢献してくれるだろう」(藤田社長)
サイバーエージェント<4751>のネット広告事業の第1四半期の業績は、売上高が前年同期比で8.9%増の956億3900万円、営業利益は同13.0%減の50億0100万円だった。同社の藤田晋社長は、この日(1月25日)開催の第1四半期の決算説明会で、「景気に敏感な一部クライアントが影響を受けたが、概ね順調だ」とコメントした。
気になるのは、増収にも関わらず、営業利益が2ケタ%の減益になったことだが、これについては、営業社員の増員のほか、DX事業への先行投資を行ったため、と説明した。
特にDXについては、三菱UFJ銀行やヤマダ電機、全日本空輸(ANA)など大手企業と組み、データを活用した新たな広告事業の創出を目指すものだが、「大手企業との取り組みなので数字として出てくるには少々時間がかかるが、ネット広告の収益アップには貢献してくれるだろう」と述べた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751