enish、非開示としていた22年12月期通期の業績見通しを発表 売上高は5.8%増も『つなキャン』開発コスト先行で赤字幅拡大

  • enish<3667>は、2月7日、非開示としていた2022年12月期通期(非連結)の業績見通しを発表、『進撃の巨人 Brave Order』の売上高が計上されたことなどで売上高は前年同期を上回ったが、『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』の配信延期で開発コストのみが先行して計上されたこともあり、赤字幅が拡大した。

    売上高41億1800万円(前々期比5.8%増)
    営業損益3億3500万円の赤字(前々期2億5700万円の赤字)
    経常損益3億7500万円の赤字(同2億6700万円の赤字)
    最終損益4億1500万円の赤字(同2億7900万円の赤字)

    売上高は、『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』などの売上高が減少傾向だったものの、『進撃の巨人 Brave Order』の売上高が計上されたこと、ブロックチェーンゲーム『De:Lithe Φ(ディライズ ファイ)』の受託売上が計上されたことから売上高は前々期比5.8%の増加となった。

    各損益については、昨秋に配信予定だった『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』の配信をさらなる品質向上を目的に2023 年春予定に延期したことから開発コストのみ先行して計上され、収益が悪化した。

    なお、2023年春配信予定の『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』の収益寄与により、2023年12月期は業績改善が期待される。

    最終損益には、非連結子会社である中国子会社(Enish China Limited.)の縮小を行い、現地の人件費やその他経費の圧縮が図られたが、退職する従業員の転職支援金等として子会社整理損3500万円を特別損失として計上したことも影響している。

株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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