グリー、12月中間決算は営業益18.7％減の33億円…『ヘブバン』引き続き好調も投資事業の売却益減【追記】

グリー<3632>は、本日(2月8日)、2023年6月期 第2四半期累計(22年7月～22年12月)の連結決算を発表し、売上高331億6900万円(前年同期比変わらず)、営業利益33億1700万円(同18.7%減)、経常利益30億2800万円(同31.3%減)、最終利益9億3400万円(同74.4%減)だった。

・売上高:331億6900万円(同変わらず)
・営業利益:33億1700万円(同18.7%減)
・経常利益:30億2800万円(同31.3%減)
・最終利益:9億3400万円(同74.4%減)

『ヘブンバーンズレッド』が引き続き好調を維持したものの、投資事業における保有株式の売却益が減少した、としている。特別損失として投資有価証券評価損6億2000万円を計上した。

セグメント別の経営成績は次のとおり。

①インターネット・エンタメ事業

既存スマートフォン向けアプリゲームの長期運営体制による収益安定化及び海外展開による収益力向上に取り組むとともに、新規アプリゲームの開発を進めてきた。

メタバース領域においては、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」のコンテンツ拡充及びコミュニケーション機能拡充を進めるとともにグローバル展開を進めてきた。また、コマース・DX領域においては、メディア力強化とSaaS機能強化及び企業のDX支援を進めてきた。

ゲーム・アニメ領域のアプリゲームが堅調に推移した結果、第2四半期累計の業績は、売上高316億6300万円(前年同期比0.6%増)、営業利益32億6700万円(同10.4%増)となった。

②投資・インキュベーション事業

投資・インキュベーション事業においては、インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んできた。同社出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少した結果、第2四半期累計の業績は、売上高15億0600万円(前年同期比12.1%減)、営業利益5000万円(同95.5%減)となった。

■2023年6月通期の見通し

同社では、「当社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、業績見通しについて適正かつ合理的な数値の算出が困難であると判断し、連結業績予想の開示を見合わせることと致しました。」としている。