グリー、メタバース「REALITY」の海外売上がわずか半年で2倍に急成長 北米中心に利用者拡大 「利益を出しながらサービス伸ばす」(荒木氏)
グリー<3632>は、この日(2月8日)開催した第2四半期の決算説明会(テレカン)で、メタバース「REALITY(リアリティ)」について、海外売上が大きく成長しており、2022年12月には2022年6月比で2倍に成長したことを明らかにした。売上の数字は非開示だが、メタバース全体でインターネット・アニメ事業の1割程度に相当する規模に成長しているという。
「リアリティ」については、国内でも利用者数・売上ともに堅調に伸びているが、海外のほうが「顕著に伸びている」(荒木英士氏)。北米を中心にタイやインドネシア、台湾からのアクセスが多く、チャットやビデオ通話などコミュニケーションツールとして利用されていることが多いという。
収益については、ライブ配信に対するギフトのほか、アバターアイテムの販売、アプリ内ゲームの有料アイテムの販売を用意しており、「それぞれ順調に伸びている」(荒木氏)と手応えを感じているそうだ。
気になるのはメタバースの損益だが、過去にも発表があったように損益分岐点を超えている状況が続いており、今後も利益をきちんと出しながらサービスの改善とともにプロモーション投資を行って海外を中心にサービス拡大を図っていく考え。タイミングが合えば大きな投資を行って大きく育てていくことも視野に入れているという。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- REALITY
- 代表者
- 代表取締役社長 荒木 英士