CRI・ミドルウェア、第1四半期(10~12月)決算は売上高3%増、営業益47%増に エンタープライズ事業での複数の開発案件受注が貢献
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CRI・ミドルウェア<3698>は、2月9日、2023年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、ゲーム事業で前期にあった⼤⼿顧客からの⼀括ライセンス契約がなかったものの、エンタープライズ事業で複数の開発案件を受注したことにより増収増益を達成した。
売上高6億8100万円(前年同期比3.5%増)
営業利益3700万円(同47.0%増)
経常利益4200万円(同44.1%増)
最終利益3700万円(同934.1%増)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高4億8600万円(前年同期比10.6%減)、セグメント利益3200万円(同62.2%減)
ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」などのライセンス売上は、前年同期にあった大手顧客からの一括ライセンス契約が今期はなかったことにより、減少した。海外向けは、中国での版号停止や新型コロナウイルス感染症拡大の影響で営業活動が停滞したことにより、減少した。一方、アールフォース・エンターテインメントが行うゲーム開発/運営の売上は、新規案件を複数受注したことにより増加した。
②エンタープライズ事業 売上高1億9400万円(同71.3%増)、セグメント利益400万円(前年同期6000万円の赤字)
組込み分野の売上は、カラオケ案件の受注が好調に推移したことにより、増加した。また、モビリティについても、ADX-AT(サウンド開発ソリューション)のライセンス収入増に加え、開発案件が堅調に推移し増加した。新規分野の売上は、CEDECなどのカンファレンスシステムやファンエンゲージメント向上システムなど、オンライン上でコミュニケーションを行うイベントシステムの開発案件を複数受注したことにより、増加した。また、特定顧客からの公共系システム開発案件も堅調に推移し増加した。
■通期業績予想は変更なし
2023年9月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。売上高32億円(前期比12.6%増)
営業利益3億円(同207.9%増)
経常利益3億円(同116.6%増)
最終利益2億1600万円(前期3億3900万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698