日本ファルコム、第1四半期(10~12月)決算は売上高1%減、営業益12%減に Switch参入自社タイトル第二弾を4月に発売へ

日本ファルコム<3723>は、2月10日、2023年9月期の第1四半期(10~12月)の決算(非連結)を発表、売上高はほぼ横ばいとなったものの、売上原価が上昇し、利益率が低下した。

売上高3億7500万円(前年同期比1.1%減)
営業利益1億7100万円(同12.1%減)
経常利益1億5100万円(同25.3%減)
最終利益1億400万円(同25.3%減)

 

 

①製品部門 売上高6200万円(前年同期比57.3%増)
日本ファルコム創立40周年記念タイトル『英雄伝説 黎(くろ)の軌跡』や『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)』をPlayStation5/ PlayStation4向けに販売したほか、『英雄伝説 閃(せん)の軌跡』シリーズや『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-(ラクリモサ・オブ・ダーナ)スーパープライス』『イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)スーパープライス』などを販売しした。また、2022年12月には音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 SUPER ULTIMATE」を発売した。

なお、Nintendo Switch自社参入タイトル第二弾『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』は2023年4月に、音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-オリジナルサウンドトラック上巻・下巻」を2023年2月に発売する。そして「イース」シリーズ最新作、『イースⅩ-NORDICS-(ノーディクス)』をPlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch向けに鋭意制作している。

②ライセンス部門 売上高3億1200万円(同7.9%減)
PlayStation5/ PlayStation4向けに『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-』繁体字中国語版および韓国語版や、PlayStation5向けに『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』英仏語版を発売した。また、スマートフォン用アプリ『イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~』やオンラインストーリーRPG『英雄伝説 暁の軌跡』、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、『イースⅧ-Lacrimosa of DANA-』『イースⅨ-Monstrum NOX-』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ』『英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-』『東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)』の英語版なども引き続き展開している。

そのほか、2023年1月からTVアニメーション「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War」の放映を開始し、スマートフォン向け新作RPGの制作が決定している。また、Steam向け『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-』繁体字中国語版および韓国語版を2023年1月に発売し、PlayStation5向け『イースⅨ-Monstrum NOX-』英仏語版を2023年5月に発売する予定だ。

そしてPlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向けに『英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改』『英雄伝説 創(はじまり)の軌跡』『那由多(なゆた)の軌跡:改』のそれぞれ英語版を展開する予定だ。

■通期見通しは変更なし
2023年9月期通期の業績予想については、従来予想を据え置いており、以下のとおり。

売上高25億5000万円(前期比0.6%増)
営業利益13億5000万円(同7.5%減)
経常利益13億5000万円(同14.1%減)
最終利益9億2000万円(同10.4%減)

日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
企業データを見る