ギークス、第3四半期(4~12月)決算はIT人材事業の好調で過去最高の四半期売上高を計上 M&Aに伴う費用計上の影響で減益に

  • ギークス<7060>は、2月14日、2023年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、IT人材事業の好調により四半期売上高で過去最高を更新した。

    一方で、M&Aに伴う費用計上の影響で減益となった。

    なお、収益認識の見直しにより対象となるIT人材セグメント売上が修正されることで、売上高が前四半期決算と比べて増加する形となっている。

    売上高118億200万円(前年同期比11.3%増)
    営業利益3億8600万円(同55.1%減)
    経常利益3億6000万円(同58.2%減)
    最終利益1億5900万円(同70.1%減)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ①IT人材事業 売上高93億6900万円(前年同期比18.4%増)、セグメント利益7億9600万円(同11.5%増)
    引き続き企業からの需要は高く、事業は好調に推移した。タクシーや東京メトロなどの交通系広告を拡大した積極的な広告投資の結果、IT関係以外の大手企業からの問い合わせが増加した。また、首都圏と地方とのクロスマッチングも増加しており、新規取引企業数は着実に伸長している。

    ②ゲーム事業 売上高21億6800万円(同11.0%減)、セグメント利益6000万円(同86.8%減)
    バンダイナムコオンラインが配信する『アイドリッシュセブン』やバンダイナムコエンターテインメントが配信する『僕のヒーローアカデミア ULTRA IMPACT』などの7本のタイトルの運営と3本のタイトルの新規開発を行っている。第3四半期期間においては、2本の新規タイトルを納品し、新たに1本の新規タイトルを受注した。開発状況に合わせた適切なリソースコントロールに注力している。

    ③Seed Tech事業 売上高1億2200万円(同28.0%増)、セグメント損益3100万円の赤字(前期同期700万円の赤字)
    日本とフィリピンに拠点を構え、強固な連携でIT人材の育成を軸にした事業展開を行っている。法人向けSaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供や、フィリピンセブ島へのIT留学事業、オフショア開発受託事業を行っている。

    ④x-Tech事業 売上高1億5800万円(同0.8%増)、セグメント利益3900万円(同59.0%増)
    最先端の技術や手法を活用し、「テクノロジー×データ」で、ビジネスモデル変革のテクノロジーパートナーを目指し、ゴルフなどのスポーツ領域を中心としたデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っている。

    ■通期売上高予想を修正
    2023年3月期通期の連結業績予想は、上記のとおり収益認識の⾒直しにより対象となるIT⼈材セグメント売上が修正されたことで、売上高のみ修正されている。

    売上高159億円(前期比10.9%増)
    営業利益4億5000万円(同60.3%減)
    経常利益4億5000万円(同60.4%減)
    最終利益2億6000万円(同63.1%減)

ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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