【ゲーム株概況(2/14)】好決算のBOIがストップ高 上方修正の円谷フィールズが昨年来高値更新 東京通信が4日ぶり反発 レーティング情報も
2月14日付の東京株式市場では、日経平均株価は反発。前日比175円45銭高の2万7602円77銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場でハイテク株が買われた流れを受けて、半導体関連を中心に物色された。買い一巡後は、1月の米国消費者物価指数への警戒感から様子見ムードが広がり、指数は伸び悩んだ。
こうした中、ゲーム関連株をみると、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>がストップ高まで買われた。第1四半期決算がポジティブサプライズと受け止められたようだ。
同社は、2月13日、第1四半期(22年10月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高83億6800万円(前年同期比1676.7%増)、営業利益28億3300万円(前年同期は2億6100万円の損失)と大幅増収・黒字転換に成功した。2022年10月18日より配信中の新作大型RPG『メメントモリ』が好調に推移したことにより、グループ全体の売上高・利益は前年同期比で大きく増収増益となった、としている。
また、円谷フィールズホールディングス<2767>は、昨年来高値更新。2023年3月期の連結業績予想の上方修正を行い、売上高1170億円(前回予想1050億円)、営業利益108億円(同60億円)としたことが好感された。ウルトラマンを中心とするコンテンツ事業とともに、パチンコ・パチスロの販売が順調に進捗しているという。
このほか、東京通信<7359>が4日ぶりに反発。前日2月13日に発表した2022年12月期の連結決算は赤字計上となったものの、昨年12月に発表した修正予想を売上高と営業損益、経常損益で上回ったことに加え、2023年12月期の営業利益と経常利益の黒字転換見通しを発表したことが市場の評価材料となっているようだ。
このほか、レーティング情報は以下のとおり。
【岡三証券】
・任天堂<7974>「強気」継続、目標株価9100円→8100円
【野村證券】
・ソニーG<6758>「ニュートラル」継続、目標株価1万2200円→1万2300円
【水戸証券】
・メガチップス<6675>「A」継続、目標株価4200円→4300円
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359