アピリッツ<4174>の和田順児社長(写真)は、この日(3月17日)公開した2023年1月通期の決算説明動画で、『けものフレンズ3』について、運営成績は順調で、キャッシュベースでの投資回収はすでに完了したことを明らかにした。
ただ、全社費用を加味した、会計上での投資回収は終わっていないとのこと。当初は2年で回収する想定だったものの、難しいと判断し、減損損失4000万円を計上することにしたという。
なお、第4四半期(22年11月~23年1月)のオンラインゲーム事業のセグメント利益は、本作を含む既存タイトルの費用低減で苦戦したことで、前年同期比47.3%減の3300万円にとどまったという。
次期以降を考慮し、ここで減損損失を計上することでのれんの償却費負担を減らして、収益改善を図るとともに、同タイトルの運営継続につなげていく考え。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174