リリース11周年を迎えた『パズル&ドラゴンズ』、累計収益8700億円突破 ロングランタイトルだが若年層から厚い支持 Sensor Tower調査

 

Sensor Tower(センサータワー)は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の大人気タイトル『パズル&ドラゴンズ』に関するレポートをまとめ、2012年2月のリリースから2023年2月までの世界における累計収益は67億ドル(8747億7800万円)を突破したとの推計結果を明らかにした。このうち、95%以上が日本からの収益になるとのこと。

 

『パズル&ドラゴンズ』は、2023年2月にリリース11周年を迎えたが、現在でもトップ収益ランキングの上位にたびたび顔を見せており、ガンホーの世界収益の80%以上を占めているという。これについては、記者は違和感を覚えたが、Gravityを含めない、ガンホー単体の数字のようだ。

 

また、Sensor Towerのデータによると、2021年3月~2023年2月の日本におけるパズルRPGの収益ランキングでは『モンスターストライク』に次ぐ2位となっている。

 

本作は、2023年2月に11周年を迎えたが、周年イベントも好調だったようだ。2月19日からの48時間限定のログインキャンペーンや、スペシャルダンジョン「11周年の感謝をこめて!」に加え、Twitter上で「パズドラ11周年記念! 思い出シェアしてお祝いキャンペーン!」など多数の施策を開始。さらに2月21日からはガンダムシリーズコラボも開始した。

こうした一連のキャンペーンやコラボの効果によって、ランキングでも大きく上昇したという。日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングでは、11周年キャンペーン開始当日に1位となり、その後5日間にわたって1位をキープし、その後も3月9日まではTop5圏内をキープした。

 

興味深いのは、ロングランタイトルにも関わらず、比較的、若い層からも支持を集めていることだろう。Sensor Towerの持つユーザー分布のデータから、『パズル&ドラゴンズ』は18-34歳に支持されているとHideyuki Tsuji氏は指摘した。『モンスターストライク』と『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』も同様の傾向を示しているそうだ。

一方、『Puzzles & Survival』が45-54歳層からの支持が最多。また、日本で2019年にリリースした『エンパイア&パズル』(Zynga)についても35-44歳層が最多で、年齢層がやや高いようにみえる。パズルRPGとしては後発だが、『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』とユーザー層が被っていないとのこと。

  

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11周年を迎えたパズドラ、今なおランキング上位常連でガンホー世界収益の80%以上を占める

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