【レポート】全世界から531名が集まった「EVO Japan 2023」の『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』部門…優勝はK ジロー選手!

Project LUMINAは、2023 年3 月31 日(金)から4 月2 日(日)にかけて開催された国内最大規模の格闘ゲーム大会「EVO Japan 2023」において、2D 対戦格闘ゲー
ム『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』のFINAL(決勝戦)が4 月1 日(土)に開催した。

本大会は、総エントリー数が531名に至り、世界各国から東京ビックサイドの会場に集まった。「EVO Japan 2023」の初日となる3 月31 日(金)に予選からSEMI FINALS(準決勝)が行われ、見事勝ち残った8 名のプレイヤーが2 日目のメインステージで行われたFINALS(準決勝)で優勝を巡り対戦が行われた。

国内外の『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』好きが注目したFINAL は、予選から通じて2 回負けた時点で敗退となるダブルエルミネーション形式のトーナメントで実施。試合は2 ラウンド先取で勝利、2 本先取(WINNERS FINAL、LOSERS FINAL、GRAND FINALS のみ3 本先取)というルールとなる。

本稿では、オフィシャルレポートより決勝トーナメントの模様を紹介していく。

なお、FINAL の様子は「EVO Japan」公式チャンネルでも視聴可能だ。



優勝はK ジロー選手!


オフィシャルレポートによる各試合の模様を紹介する。

【第1 試合】〔WINNERS SEMI FINALS 第1 試合〕

○K ジロー選手(使用キャラ:ノエル)vs ●AGIT KashiYuka 選手(使用キャラ:蒼崎青子)
AGIT KashiYuka 選手とK ジロー選手の対戦から戦いはスタート。第1 試合はK ジロー選手が2 ラウンドを先取して先制する展開に。第2 試合も1 ラウンドはK ジロー選手が先制したものの、2 ラウンドはAGIT KashiYuka 選手が勝利。勝負は第2 試合3 ラウンドまでもつれ込みましたが、最後は相手のガードを投げて崩してK ジロー選手が第1 試合、第2 試合を制して勝利しました。

 

【第2 試合】〔WINNERS SEMI FINALS 第2 試合〕

○mateokk 選手(使用キャラ:蒼崎青子)vs ●Jing 選手(使用キャラ:翡翠)
第1 試合1 ラウンドはJing 選手が先取。しかし2・3 ラウンドをmateokk 選手が続けて奪取して、第1 試合はmateokk 選手が勝利。第2 試合1 ラウンドもmateokk 選手が先制し、Jing 選手が善戦したものの、2 ラウンドもmateokk 選手が勝利して、次の試合へと駒を進めました。


【第3 試合】〔LOSERS ROUND 1 第1 試合〕

○黒ぶち選手(使用キャラ:ヴローヴ・アルハンゲリ)vs ●てぃーる選手(使用キャラ:遠野秋葉)
第1 試合1 ラウンドは黒ぶち選手が先取するも、2 ラウンドはてぃーる選手が取り返し3 ラウンドへもつれ込み、第1 試合は黒ぶち選手が勝負を制して勝利。第2 試合1 ラウンドは黒ぶち選手が先制したものの、2・3 ラウンドはてぃーる選手が連取して勝利。決着は第3 試合へ持ち越し、1 ラウンドをてぃーる選手、2 ラウンドを黒ぶち選手が勝利し、両者一歩も引かない白熱した展開となりました。3 ラウンドは激戦の結果、黒ぶち選手が制して勝利を飾りました。

 

【第4 試合】〔LOSERS ROUND 1 第2 試合〕

○ゆいか選手(使用キャラ:ミハイル・ロア・バルダムヨォン)vs ●ul 選手(使用キャラ:遠野志貴)
第1 試合1 ラウンドはゆいか選手が先取。しかし、2 ラウンドはul 選手が取り返し、3 ラウンドへもつれ込むも、ゆいか選手が勝負を制し勝利。しかし、ul 選手が粘りを見せて、第2 試合は1・2 ラウンドをul 選手が連取して、決着は第3 試合へ。第3 試合は1 ラウンドをul 選手、2 ラウンドをゆいか選手が獲得し、第3 試合同様最終ラウンドまでもつれ込み、激戦の結果、ゆいか選手が勝利を掴み取りました。

 

【第5 試合】〔LOSERS QUARTER FINALS 第1 試合〕

○Jing 選手(使用キャラ:翡翠)vs●黒ぶち選手(使用キャラ:ヴローヴ・アルハンゲリ)
第1 試合1 ラウンドは黒ぶち選手が先取。しかし2・3 ラウンドはJing 選手が連取して、第1 試合はJing 選手が勝利。第2 試合1 ラウンドはJing 選手が先制したものの、2・3 ラウンドを黒ぶち選手が連取するといった真逆の展開が発生し、決着は第3 試合へと持ち越しになりました。最終となる第3 試合は1 ラウンドを黒ぶち選手、2 ラウンドをJing 選手が勝ち、またもや一進一退の戦いを繰り広げ、勝負が決まる3 ラウンドをJing 選手が制して勝利となりました。


【第6 試合】〔LOSERS QUARTER FINALS 第2 試合〕

○ゆいか選手(使用キャラ:ミハイル・ロア・バルダムヨォン)vs ●AGIT KashiYuka 選手(使用キャラ:蒼崎青子)
第1 試合1 ラウンドはAGIT KashiYuka 選手が先取。しかし2・3 ラウンドはゆいか選手が連取して勝利し、第1 試合はゆいか選手が獲得。第2 試合は1 ラウンドをゆいか選手が先制。AGIT KashiYuka 選手も善戦したものの、2 ラウンドもゆいか選手が勝利して、次の試合へ駒を進めました。


【第7 試合】〔WINNERS FINAL〕

○K ジロー選手(使用キャラ:ノエル)vs●mateokk 選手(使用キャラ:蒼崎青子)
WINNERS FINAL は3 試合先取にて試合が執り行われ、第1 試合は1・2 ラウンド共にmateokk 選手が連取して勝利したものの、第2 試合は1・2 ラウンド共にK ジロー選手が連取して勝利、両者一進一退の戦いを繰り広げます。第3試合は1 ラウンドをK ジロー選手が先取したものの、2 ラウンドはmateokk 選手が取り返し、3 ラウンドはK ジロー選手が制して勝利した。第4 試合はmateokk 選手が善戦したものの、1・2 ラウンド共にK ジロー選手が連取して勝利。K ジロー選手がGRAND FINALS へコマを進めました。


【第8 試合】〔LOSERS SEMI FINAL〕

○ゆいか選手(使用キャラ:ミハイル・ロア・バルダムヨォン)vs● Jing 選手(使用キャラ:翡翠)
ルーザーズで連勝を続けるゆいか選手と「EVO 2022」優勝の実力を持つJing 選手による戦いは、実況陣も「あまりにも駆け引きが深すぎる」とコメントを残すハイレベルな闘いが展開されました。第1 試合は互いにフルスロットの闘いを展開しながらも、1・2 ラウンドともにゆいか選手が獲得し勝利。第2 試合もそれぞれが1 ラウンドを取るものの勝利するものの、迎えた3ランド目でゆいか選手が勝利し、第9 試合へとコマを進めました。


【第9 試合】〔LOSERS FINAL〕

○ゆいか選手(使用キャラ:ミハイル・ロア・バルダムヨォン)vs● mateokk 選手(使用キャラ:青子)
LOSERS FINAL は3 試合先取にて試合が執り行われ、両者実力が均衡する中、硬いガードを崩すための共に様々なテクニックを見せる両者。お互いの多彩な攻め方に、実況も「うますぎる」と言葉を漏らします。第一試合はそれぞれ1・2 ラウンドを獲得し、3 ラウンドにてゆいか選手が勝利。第2 試合も双方がラウンドを獲得し、3 ラウンドで今度はmateokk 選手が勝利。第3 試合は前試合同様にそれぞれがラウンドを獲得し、迎えた3 ラウンドにて激戦の上、ゆいか選手が勝利するものの、第4 試合は後が無いmateokk 選手が執念の勝利。最終ラウンドも3 ラウンドまでフルカウントにもつれ込み、激しい攻め合いはゆいか選手が制し、見事に決勝戦へとコマを進めました。


【第10 試合】〔GRAND FINALS〕

○K ジロー選手(使用キャラ:ノエル)vs● ゆいか選手(使用キャラ:ミハイル・ロア・バルダムヨォン)
EVO Japan 2023 の頂上対決では、K ジロー選手、ゆいか選手共に固い守りと安定した攻撃を的確に決めるハイレベルな展開が続きました。第1 試合は1・2 ラウンドをゆいか選手が先取。しかし第2 試合はフルカウントにもつれ込む中、K ジロー選手が粘りを見せ勝利。第3 試合はK ジロー選手が勢いに乗り、ラウンドを連続で勝利し、迎えた第4 試合はフルカウントになりながらも徹底的な攻めを見せたゆいか選手が勝利し、最終試合となる第5 試合に突入。最終試合は実況席も絶句するほどの攻防が連続。1・2 ラウンド共にK ジロー選手が連勝し、優勝を手にしました。


パズルみたいな組み合わせを考えながら戦えるのがメルティブラッドの魅力


優勝カップを掲げたK ジロー選手は、「優勝は格ゲー人生においてはじめてなので…100 万円ありがとうございました!!」と初めての優勝にコメントを考えておらず会場に笑いを届けるものの、会場のお客様、そして視聴者に対し「メルティブラッドはまじで面白いゲームなので、みなさんやりましょう!」と熱いメッセージを送った。

その後のインタビューでは「負けなしでの優勝おめでとうございます」というコメントに対し「試合の半数は最初の一試合を落としているので」と謙虚な姿勢を見せつつも、「今回の大会に合わせしっかりとそれぞれのキャラクターやプレイヤーに対する対策はしてきた」とコメント。

また、今大会で『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』を知った視聴者に対し「状況に応じてコンボの構成や、状況に応じてムーンドライブを使い相手を確実に倒すなど、パズルみたいな組み合わせを考えながら戦えるのがメルティブラッドの魅力だと思います」とメッセージを贈り、本大会の幕を終えた。



©TYPE-MOON / Project LUMINA

株式会社アニプレックス
https://www.aniplex.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アニプレックス
設立
1995年9月
代表者
岩上敦宏
決算期
3月
直近業績
・売上高:2062億2200万円(前の期比36.6%増)
・営業利益:534億5300万円(同81.9%増)
・経常利益:537億5100万円(同84.2%増)
・最終利益:369億3600万円(同100.5%増)
上場区分
未上場
企業データを見る
株式会社ラセングル
https://www.lasengle.co.jp

会社情報

会社名
株式会社ラセングル
設立
2021年12月
代表者
代表取締役社長 小野 義徳
企業データを見る