MIXI、位置情報共有アプリ「whoo」を運営するLinQに2024年3月末までに条件付きで最大約20億円の出資を段階的に実施

  • MIXI<2121>は、本日(4月17日)、位置情報共有アプリ「whoo」を運営するLinQに、2024年3月末までに条件付きで最大約20億円の出資を段階的に実施することを発表した。

    位置情報共有アプリ「whoo」を運営するLinQは、2019年8月に創業。「創造性が生み出す楽しさの連鎖」をミッションに掲げ、匿名質問アプリ「Ninjar」や位置情報共有アプリ「whoo」など10以上のアプリを開発し、次世代のコミュニケーションサービスを展開している。特に「whoo」は、2022年12月のサービス開始から3ヵ月でダウンロード数が1000万を突破、そのうち半数近くを海外ユーザーが占めており、世界中の多くのユーザーに利用されている。

今回、LinQが掲げるミッションに共感し、今後の事業成長にも期待を持てることから出資に至ったという。出資額は最大約20億円で、2024年3月末までに条件付きで段階的に実施する。また、LinQが提供する「whoo」は、ミクシィのパーパスにも合致した、次世代のコミュニケーションサービスとして大きく成長できる事業と考えているという。ミクシィがこれまで培ってきたSNSやゲーム運営などの知見・ノウハウを共有し、事業支援を行うことで、「whoo」の事業スピードを加速させ、グローバルなコミュニケーションサービスへ成長していくことに貢献していく。

▼株式会社MIXI 代表取締役社長CEO 木村弘毅氏コメント
Z世代に人気となっている位置情報共有型SNSを運営するLinQ社への出資に大変興味と期待を持っています。このサービスが拡大することで友達同士で位置情報を共有し、「実際に会って遊ぶ」約束を気軽にできる社会が実現されます。私たちは、ユーザーが現地の情報やイベント情報をリアルタイムで共有できるこのプラットフォームが、新たなコミュニケーションの形態を創出し、地域コミュニティやビジネスの活性化にも大きく貢献すると考えています。また、当社が運営しているスマホゲーム「モンスターストライク」は、対面で遊ぶことを特徴としており、将来的にシナジーが期待できます。今後も当社として協力体制を強化し、このプロジェクトの成長をサポートしていきます。

▼株式会社MIXI 取締役ファウンダー 笠原健治氏コメント
「世界中のZ世代で愛用される、新しいコミュニケーションサービスを作っていくこと」――原田さんたちの大きな夢を、当社としても全力で応援したいと思っています。利用者数をシステム負荷に耐えながら伸ばしていくこと、利用者の皆様にとって安心して居心地良く使えるサービスになっていくこと、そして世界中でサービスが広がっていくことに関して、当社が培ってきたノウハウも共有しながら、一緒に夢を実現していけると嬉しいです。

▼株式会社LinQ 代表取締役CEO 原田豪介氏コメント
「whoo」は、3か月で1,000万以上のダウンロードを達成し、世界170カ国以上のユーザーにご利用いただいております。しかし、それは私たちが目指すべき頂の一合目に過ぎません。そして、日本発のSNSは全てUSやCHINAのテック企業に負けてしまっており、私たちは世界に挑戦するリベンジマッチを狙っています。そんな背景から今回、MIXI社から資金調達を実施でき嬉しく思います。今後の「whoo」に必要なのは、オリジナリティです。私たちはメディア化されたSNSに終止符を打ち、本来のソーシャルネットワークを取り戻します。

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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