セガサミーHD、23年3月期の映像・玩具事業は営業益50％増の45億円　『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』がシリーズ最高興収(当時)と大ヒット

セガサミーホールディングス<6460>は、2023年3月期の映像・玩具事業の業績について、売上高が前の期比14.5％増の293億円、営業利益が同50.0％増の45億円と大幅な増益となった。同社の映像・玩具事業は、映像についてはトムス・エンタテインメント、玩具についてはセガトイズを中心に展開している。

決算報告によると、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を公開したほか、映像制作や配信に伴う収入等を計上した。『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、当時としてはシリーズ最高となる興行収入97億円を超える記録を打ち立てるなど大ヒット作品となった。

他方、玩具事業については、『カメラもIN！マウスできせかえ！すみっコぐらしパソコン プレミアムプラス デコ』など新製品や定番の玩具を販売したという。

なお、名探偵コナンのシリーズ興行収入は、4月14日に公開された『名探偵コナン 黒鉄の魚影』が最高記録を更新した。こちらはシリーズ初の興行収入100億円突破と本日(5月8日)、アナウンスがされており、2024年3月期の業績への貢献が期待されるところ。

気になる2024年3月期の業績については、売上高は前期比22.8％増の360億円、営業利益が横ばいの45億円を計画していると発表している。

業績推移は以下のとおり。

▲売上、営業利益ともに四半期ごとに上下はあるものの、緩やかな上昇基調にある。

©2022 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
©2023 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会