【ゲーム株概況(5/11)】バンナムHDとタカラトミーが揃って年初来高値更新 GameFiで新展開のクルーズが大幅高
5月11日の東京株式市場では日経平均株価は小反発。前日比4円54銭高の2万9126円72銭でこの日の取引を終えた。高値警戒感や為替の円高が嫌気された一方、指数寄与度の大きい半導体関連株が下支えたとなったという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、クルーズ<2138>が大幅反発。前日、100%子会社であるCROOZ Blockchain Labの参画しているプロジェクト『PROJECT XENO』がiOS、 Androidで全世界向けにサービスを開始したことが材料視された。
タカラトミー<7867>は、年初来高値を更新。2024年3月期業績見通しについて、売上高1950億円(前期比3.3%増)、営業利益135億円(同2.9%増)と増収増益を見込んでいることが材料視されたもようだ。
バンダイナムコホールディングス<7832>も年初来高値を更新した。前日、24年3月期の業績見通しについて、売上高1兆円(前期比1.0%増)、営業利益1250億円(同7.3%増)と増収増益を計画している。野村證券は同社株のレーティング「ニュートラル」の継続とし、目標株価を3270円から3500円に引き上げた。
このほか、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>やコロプラ<3668>もしっかり。
他方、東京通信グループ<7359>がさえない。10日、第1四半期決算を発表し、売上高12億5200万円(前年同期比4.6%減)、営業損益2500万円の赤字(同3700万円の黒字)と減収・赤字転落となったことが嫌気されたもよう。カプコン<9697>もさえない。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832