アクセルマーク、第2四半期(10~3月)決算は売上高14%減、2500万円の営業赤字を計上 昨年までのコロナ特需がはく落 広告事業で先行投資の実施も

  • アクセルマーク<3624>は、5月11日、2023年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、広告事業において、昨年までのコロナ特需の反動による影響が一部取引先にて発生したことで減収となった。

    また、広告事業の新しい広告プラットフォームの開発による先行投資が発生したことで赤味計上となっている。

    売上高11億1900万円(前年同期比14.9%減)
    営業損益2500万円の赤字(前年同期100万円の黒字)
    経常損益2500万円の赤字(同900万円の黒字)
    最終損益2300万円の赤字(同800万円の黒字)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①広告事業 売上高11億円(前年同期比15.7%減)、セグメント利益3700万円(同39.6%減)
    アドネットワーク「ADroute」は、コロナ特需の反動による一部取引先の予算減少などがあった。運用代行サービス「トレーディングデスク」は、前期に売掛債権管理を見直したことによる影響もあり売上高が減少した。また、システムなどの受託開発、運営保守では、取引先から継続受注している。

    なお、今期より、広告事業において、中長期的な事業成長のための大規模なシステム開発を含む先行投資が発生している。

    ②その他事業 売上高1900万円(同94.1%増)、セグメント損益1300万円の赤字(前年同期500万円の赤字)
    ブロックチェーンゲーム関連では、国内初NFTを活用したJリーグオフィシャルライセンスゲーム『Jリーグトレーディングサッカー』について、2023年1月26日付で正式版をリリースし、Free to Play and Earn(無料ではじめて楽しみながら稼ぐ)のコンセプトのもと、本ゲームの最大の特徴であるNFT化機能に関しても2月15日付で実装した。今後もJリーグやサッカーを楽しむことが資産になる世界を目指していく。

    なお、本ゲームは、公益社団法人日本プロサッカーリーグとのIPに係るライセンス契約主体が、2023年シーズン以降、OneSportsからプレイシンクに変更となった。

    また、積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」では、新規自治体を含む複数自治体にて今冬(2022年12月~2023年3月)においてもサービス提供を実施した。

    ■通期予想はレンジ予想を据え置き
    2023年9月期通期の業績見通しは、従来のレンジ予想を据え置いており、以下のとおり。

    売上高25億~30億円(前期比6.4%減~12.3%増)
    営業損益2億300万円の赤字~5100万円の赤字
    経常損益2億200万円の赤字~4900万円の赤字
    最終損益2億400万円の赤字~5200万円の赤字

アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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