ギークス<7060>は、この日(5月12日)、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高159億9700万円(前の期比11.6%増)、営業利益5億8900万円(同48.0%減)、経常利益5億6700万円(同50.0%減)、最終利益2億4400万円(同65.4%減)だった。
・売上高:159億9700万円(同11.6%増)
・営業利益:5億8900万円(同48.0%減)
・経常利益:5億6700万円(同50.0%減)
・最終利益:2億4400万円(同65.4%減)
主力のIT人材事業がエンジニア需要の高まりを受けて稼働人月数と受注単価が伸びるなど好調に推移したものの、受託開発を行うゲーム事業が苦戦した。オフショア開発やIT留学などを手掛けるSeed Tech事業も回復した。
ゲーム事業に関しては新規タイトル納品数減少と開発遅延で赤字となった上期の影響を引きずったほか、労務費と開発ツールなどのコスト増も収益を圧迫した。
開発状況については、合計3本で変わりはない。しかし、これまで開発していたタイトル1本が中止となる一方、第4四半期から1本を新規で受注したとのことで、受注内訳には変化があるそうだ。
セグメント別の業績は以下のとおり。
■IT事業
・売上高:127億6200万円(同18.5%増)
・営業利益:10億6000万円(同6.4%増)
■ゲーム事業
・売上高:28億9600万円(同10.9%減)
・営業利益:1億2000万円(同78.5%減)
■Seed Tech事業
・売上高:1億7600万円(同51.5%増)
・営業損失:3100万円(前の期は2600万円の損失)
■x-Tech事業
・売上高:1億8300万円(同11.1%減)
・営業利益:3900万円(同8.3%増)
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高280億円(前期比75.0%増)、営業利益7億円(同18.8%増)、経常利益6億8000万円(同19.7%増)、最終利益3億6000万円(同47.4%増)、EPS34.94円を見込む。
・売上高:280億円(同75.0%増)
・営業利益:7億円(同18.8%増)
・経常利益:6億8000万円(同19.7%増)
・最終利益:3億6000万円(同47.4%増)
・EPS:34.94円
会社情報
- 会社名
- ギークス株式会社
- 設立
- 2007年8月
- 代表者
- 代表取締役CEO 曽根原 稔人
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7060