ハピネット、23年3月期決算は営業益4.8%増の58億円 ONE PIECEやポケモンのカードゲーム大ヒット、カプセル玩具貢献 ゲームはPS5ハード好調もSwitch低調
玩具卸大手のハピネット<7552>は、この日(5月12日)、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高3072億5300万円(前の期比で8.8%増)、営業利益58億4200万円(同4.8%増)、経常利益61億9400万円(同5.8%増)、最終利益35億6100万円(同0.2%増)と増収増益となった。
・売上高:3072億5300万円(同8.8%増)
・営業利益:58億4200万円(同4.8%増)
・経常利益:61億9400万円(同5.8%増)
・最終利益:35億6100万円(同0.2%増)
同社では、「一番くじ」や「ポケモンカードゲーム」「ONE PIECEカードゲーム」が好調に推移したことに加えて、カプセル玩具と専門ショップ「ガシャココ」の売上が大きく伸びた、としている。
その一方、音楽パッケージの販売で苦戦したことで映像音楽で損失計上した。また子会社株式の減損処理に伴い、のれん償却額1億8600万円を特別損失として計上した。
また、ビデオゲーム事業では、「PlayStation5」のハードや、「スプラトゥーン3」「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」などが好調だったものの、「Nintendo Switch」のハードの販売が減少し、売上高、利益面ともに前年を下回った。
セグメント別の業績は以下のとおり。
■玩具事業
・売上高:1249億円(同18.5%増)
・営業利益:45億4400万円(同36.7%増)
■映像音楽事業
・売上高:671億3700万円(同0.3%増)
・営業損失:3億9600万円(前の期は5億1500万円の利益)
■ビデオゲーム事業
・売上高:833億7200万円(同3.1%減)
・営業利益:14億9700万円(同6.6%減)
■アミューズメント事業
・売上高:318億4200万円(同32.3%増)
・営業利益:18億2300万円(同14.4%増)
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高3100億円(前期比0.9%増)、営業利益60億円(同2.7%増)、経常利益62億円(同0.1%増)、最終利益37億円(同3.9%増)、EPS167.03円を見込む。
・売上高:3100億円(同0.9%増)
・営業利益:60億円(同2.7%増)
・経常利益:62億円(同0.1%増)
・最終利益:37億円(同3.9%増)
・EPS:167.03円
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552