-
マイネット<3928>は、5月15日、2023年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、運営タイトルの堅調な推移に加え、販管費の抑制も奏功し、増収増益を達成した。
なお、最終利益が膨らんでいるのは、子会社滋賀レイクスターズの全株式の売却したことにより特別利益が発生したため、となる。
売上高26億5800万円(前年同期比2.4%増)
営業利益7000万円(同24.0%増)
経常利益5900万円(同1.5%増)
最終利益1億6800万円(同211.2%増)ゲーム事業では、2023年1月25日をもって『神獄のヴァルハラゲート』がサービスリリースから10周年を迎え、運営期間が10年を超えるものが累計で11本となった。今後も累計80タイトル以上のゲーム運営から得た知見をゲームタイトルの長期運営に活かしていく。
また、現在共同運営している『モバプロ2 レジェンド』は、2023年3月1日より配信名義と運営主体をグループ会社であるマイネットゲームスに変更した。引き続き、新規獲得を強化し、獲得後の長期運営に必要な運営力を高め、ゲーム事業での安定した利益創出を行っていく。
なお、第1四半期において1タイトルのエンディングを行い、2023年3月末時点での運営タイトル数は25となった。
ファンタジースポーツでは、昨年リリースした自社プロダクトである「B.LEAGUE#LIVE2022」において、さまざまな集客施策により新規ユーザーの獲得と定着が進み、着実に右肩上がりの成長を遂げた。さらに、同社が運営する日本最大級のバスケットボールメディア「BASKETCOUNT」からの情報発信を組み合わせ、メディアとゲームの両面から生み出すシナジー効果を用いて、国内におけるバスケットボールファン・コミュニティの熱量を高め、ファンタジースポーツをさらに盛り上げていく。
引き続き、国内のファンタジースポーツ市場の形成をリードするとともに、同社における第二の柱となる事業として確立を目指していく。
クラブDX事業では、新規投資の選択と集中を進め、プロバスケットボールチーム「滋賀レイクス」の運営会社である滋賀レイクスターズの同社が保有する全株式を2023年3月に譲渡し、クラブDX事業からの撤退を決定した。今後は、既存の主力事業であるゲーム事業と成長が期待されるファンタジースポーツに集中していく。
■通期予想は最終利益のみを上方修正
2023年12月期通期の業績予想については、滋賀レイクスターズの全株式の売却したことにより特別利益計上を踏まえ、以下のとおりに最終利益のみを上方修正している。売上高94億円(前期比10.8%減)
営業利益1億円(前期3億9900万円の赤字)
経常利益8000万円(同4億1900万円の赤字)
最終利益1億円(同16億3300万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928