カヤック、ユニバーサルデザインのソリューション提供や障害者手帳アプリ「ミライロID」を運営するミライロに出資

カヤック<3904>は、障害のある当事者の視点を活かし、ユニバーサルデザインのソリューション提供や、障害者手帳アプリ「ミライロID」を運営するミライロの第三者割当増資を引き受け、出資したことを発表した。具体的な出資額は非開示。

ミライロは、障害(バリア)を価値(バリュー)に変える「バリアバリュー」の視点から、「環境・意識・情報」の3つのバリアの解消、解決策を提案し、すべての人が暮らしやすい社会の実現を目指したユニバーサルデザインのソリューション提供を行っている。2019年から、国内で唯一、オンライン上で障害者を認証できる障害者手帳を電子化した「ミライロID」の提供を開始し、2020年にはマイナポータルとのAPI連携をスタートした。今後は「ミライロID」とクーポンやチケットサービス各社との連携など、障害者手帳保有者の生活のサポートだけでなく、事業者と障害者を繋げる社会インフラとしての役割が期待される。

カヤックは、世の中に個性的で面白い事業が増えることで、より社会は多様化し魅力的になると考えている。画一化が進んだ社会は効率的になる一方、趣向性が薄く愛着に乏しいものとなっていく。このようにカヤックではコンテンツ的な社会価値の創造を趣旨とし、新規的で独創性のある(=面白い)個性的な事業会社に投資を行っている。

本投資も、ミライロの目指す、多様な人々が暮らしやすい社会の実現に向けた、個性的な取り組みに共感し、出資に至った。同社のさらなる発展に向けて支援するとしている。

株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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