【ゲーム株概況(5/16)】好決算を受けて円谷フィールズとまんだらけが急騰 目標株価引き上げのバンナムHDが年初来高値更新
5月16日の東京株式市場は4日続伸。日経平均株価は、前日比216円65銭高の2万9842円99銭で取引を終えた。年初来高値を更新。前日の米国市場での半導体関連の上昇を受けて、指数寄与度の高い半導体関連が押し上げた。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、バンダイナムコホールディングス<7832>が年初来高値を更新した。水戸証券が同社株のレーティングを最上級の「A」を継続としつつ、目標株価を3667円から4100円に引き上げた。
このほか、カプコン<9697>やスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コナミグループ<9766>、セガサミーホールディングス<6460>、コーエーテクモホールディングス<3635>など大手ゲームも高い。
円谷フィールズホールディングス<2767>も大幅続伸。今期の見通しが評価された。2023年3月期の決算の発表とともに、2024年3月期の業績について、売上高1230億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同9.6%増)と増収増益予想とした。
まんだらけ<2652>も年初来高値更新。5月15日、3月中間決算を発表し、売上高62億9700万円(前年同期比24.9%増)、営業利益9億5700万円(同163.9%増)と大幅増益となった。通期予想を超過しており、増額期待もでているもよう。
他方、壽屋(コトブキヤ)<7809>が大幅安。5月15日に第3四半期決算を発表し、売上高133億2100万円(前年同期比26.8%増)、営業利益19億6200万円(同3.8%増)だった。円安が原材料高の高騰で利益の伸び悩みが嫌気された模様。
イマジニア<4644>も急落。23年3月期決算は、営業利益49%減の着地となったが、続く24年3月期も24%の減益見通しとしたことが材料視されている。研究開発費や人件費など先行投資を行っているため、としている。
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- 株式会社まんだらけ
- 設立
- 1987年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 古川 益蔵/代表取締役社長 田中 幹教
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2652