ケイブ、第三者割当増資に係る資金使途を変更　事業撤退となった充当先の資金を「東方Project」のIP許諾に伴う新規ゲーム関連に充当へ

ケイブ<3760>は、5月17日、2019年3月14日と2021年11月1日に発表した第三者割当増資に係る資金使途について変更することを発表した。

具体的には、「ライブ配信プラットフォーム開発費用等」に充当するとしていた3億円はライブ配信プラットフォームの開発を行っていた台湾子会社の解散および清算を行ったこともあり、残額1700万円を11月22日にリリース予定の「東方Project」のIP許諾による新規ゲームのプロモーション費用へと充当する。

また、「新規スマートフォンネイティブゲームのプロモーション費用」に充当するとしていた3億7700万円は、新規スマートフォンゲーム製作委員会の解散に伴い、製作委員会における新規スマートフォンゲームの開発が中止となったことに加え、新株予約権の行使が進まなかったこともあり、調達資金1億8800万円を既存借入の返済に充てる。

「東方Project」のIP許諾に伴う新規ゲーム開発費用に充てるとしていた4億2600万円は、ナダ・ホールディングスとの共同開発契約により、「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲームの開発費用の充当金額が2億7000万円に縮小する。残額1億5600万円は「東方Project」のIP許諾による新規ゲームのプロモーション費用に充当する。

非ゲーム事業における海外新規事業の展開に充当するとしていた1億6100万円は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴うベトナム現地のロックダウンによる影響が想定以上であり、事業を手掛ける子会社FIVESTAR BANK解散・清算を行ったこともあり、残額1億6000万円を「東方Project」のIP許諾による新規ゲームの人件費、外注費にかかる運転資金に充当するとしている。