好調な滑り出しの『ダークテイルズ』、国内収益はリリース20日間で1000万ドル(13億円)以上を記録 Sensor Tower調査
アプリ調査会社のSensor Tower(センサータワー)は、Sky Entertainment Networkが2023年4月にリリースしたカードRPG『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』が好調な滑り出しを見せ、リリース20日間で1000万ドル(13億7500万円)以上の収益を記録したとするレポートを公開した。当サイトでも報じたようにリリース直後からセールスランキング上位に入ったタイトルだ。
本作は、ダークな童話の世界「オズ」が舞台のモバイルRPGだが、海外市場で先行配信されていた。中国市場では2021年8月、台湾や香港市場では2022年11月に『魔鏡物語』というタイトルでリリースされている。
ストアインテリジェンスのデータによると、2021年8月~2023年4月におけるアジア市場での累計収益は4000万ドル(55億0100万円)を突破している。市場別の収益シェアは、台湾が最大市場で全体の31%を占めたが、後発の日本が中国に次ぐ3位(26.2%)となっているという。
そして同期間のダウンロード数では日本が1位となった。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、日本では対象集計期間が20日間であることを考えると、リリース直後から収益・ダウンロード数ともにハイペースで数字を伸ばしていると指摘した。
日本市場での好調な滑り出しはランキングからもわかる。日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングは、リリース初日に4位スタート、その後若干順位を下げたものの、4月17日には再び4位に戻しており、リリースから16日間はTop10圏内を維持した。
4月11日~4月30日の収益成長量をみると、日本のスクワッドRPGにおける収益成長量において、2位の『勝利の女神:NIKKE』(Level Infinite)に6倍以上の大きな差をつけて1位となるなど、際立った成長力を見せている。
また、日本のモバイルゲーム全体の収益成長量で見ても、2位の座を獲得している。Sensor Towerのデータによると、『ダークテイルズ~鏡と狂い姫』は2023年4月11日~4月30日に1000万ドル以上の収益を記録し、『崩壊:スターレイル』(miHoYo)に次ぐ収益成長量だった。
日本でのリリースにおいては、さまざまなプロモーション展開が行われた。ゲーム内では最大1,001連ガチャチケットが入手できるキャンペーンを始め、日本限定の竹取物語の「かぐや」が実装した。
プロモーション面では、主題歌としてきゃりーぱみゅぱみゅの『マジカルミラー』を起用し、ゲームのイメージを踏襲したPVを公開した。pixivでは賞金総額100万円のイラストコンテストを開催。Tsuji氏は、こうした多方面でのプロモーションが功を奏し好スタートにつながったとの見方を示した。
レポートの詳細は下記リンクを確認してほしい。
【レポート】
ダークテイルズが日本市場で好スタート、リリース20日間でアジア市場全体の25%以上に当たる1,000万ドル以上の収益を記録