ネクソン、Embark Studiosの第1弾『THE FINALS』は年内アーリーアクセス βテストに200万人超参加 各拠点で期待の大型タイトルを続々開発中
ネクソン<3659>のオーウェン・マホニー社長は、スウェーデンのストックホルムの開発スタジオEmbark Studiosの第1弾ダイトルとなる『THE FINALS』について、年内にもアーリーアクセスを開始する考えを示した。
同タイトルは、昨年10月にアルファテストを行い、今年3月にはより大規模ベータテストを行い、好評を得ると同時にローンチまでの改善点に関する貴重なフィードバックが得られたという。
驚くべきはテスト参加者だ。マーケティングをほとんど行わなかったものの、200万人を超えるユーザーが参加したという。魅力的なビジュアル、最先端の破壊システム、直感的で操作しやすいゲーム環境に対し良好なフィードバックを得たという。
そして、大規模なテストだったにも関わらず、「クライアントサイドでもサーバーサイドでも大きなネットワークトラブルがなかったことは非常に素晴らしいことだった」という。
改善点として、キャラクターを動かしたり、コントロールする上で最適化が必要な部分があること、低スペックのマシンでのパフォーマンスに問題があること、プレイモードやプレイ方法の追加などがあったとのこと。
また、Embarkの第2弾タイトルとなる、基本プレイ無料の PC 及びコンソール向けサードパーソンアクションシューティングゲーム『ARC Raiders』の開発も順調に進行しており、今夏にも新しい情報が出せるという。
こちらは『THE FINALS』 とゲーム性は大きく異なるが、同程度の期待を寄せているという。革新的な技術を用いてジャンルの定義を変えてしまうほど独創的なゲームプレイを提供する、としている。
また、韓国のスタジオで開発している 3 人称視点の戦術シューター『VEILED EXPERTS』も用意している。4 月に実施したベータテストの継続率は良く、5 月 19 日にアーリーアクセスを開始する予定。
このほか、『Warhaven』や『The First Descendant』『マビノギモバイル』など、大型の新作の開発を進めている。また、『メイプルストーリーM』及び『ブルーアーカイブ』の中国サービスも準備中だという。
オーウェン・マホニー社長は「開発中の新作タイトルは、ネクソン史上最も強力なラインアップです。このうち 1作でもヒットすれば、売上収益は二桁成長する可能性があり、2作以上ヒットするならば、当社の収益構造を根本から変えることになるでしょう」と期待を寄せた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659