viviONをはじめとするviviONグループ(viviON、エイシス、forcs、zowieQ、トライシス)は、2022年度(2023年3月期)のグループ全体の総売上高(※)が前の期比28%増の454億円だったことを明らかにした。同社では、グループ下のサービス、事業がそれぞれ好調に推移した、としている。
viviONグループの手掛けるコンテンツ配信サービス群は、利用ユーザー数1000万人を超え、お取り扱い作品数86万点、作品を委託するクリエイター・法人数6.6万となった(2023年3月時点)。
この期は、電子コミック事業で取扱いラインナップを拡充したほか、海外事業で世界に向けてコンテンツを届けるための作品翻訳や宣伝の取り組みを強化し、海外ユーザーが65万人増えたという。これに伴い、グループ下のサービスと事業がそれぞれ好調に推移したとのこと。
2022年度に売上・成長を牽引した事業
●電子コミック事業
昨年度に引き続き非常に好調に推移している。viviONの手掛ける電子コミックサービス『DLsite comipo』では、新たな出版社様との契約が進み、2022年度内に約19万冊のお取り扱いを開始、44万冊を越える作品を配信するサービスへと成長を遂げた。
●海外事業
エイシスの手掛けるダウンロード販売サービス『DLsite』では、日本国内外に向けて、マンガ、音声、ゲームなど多彩なコンテンツの配信を行っている。2021年11月にスタートしたユーザーによる翻訳サービス『みんなで翻訳』の導入により、翻訳した漫画作品が増加、さらに2022年8月から音声作品の翻訳配信にも対応し、ラインナップ拡充をしてきた。これにより新規ユーザーの獲得と売上の増加に繋がる結果となった。
※収益認識基準を適用しない数値。売上よりも大きめの数字が出ている可能性がある。例えば、委託された書籍を販売した場合、収益認識の会計基準を適用すれば、手数料のみを計上することになるだろうが、ここでは書籍そのものの販売金額も売上に入れているということだ。これは主に過去からの継続性を重視したためとその理由を説明している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社viviON