【ゲーム株概況(6/2)】東証プライム市場への市場区分変更が承認のANYCOLORが反発 国内証券が新規「A」でカバレッジを開始のカバーが高値を更新
6月2日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比376.21円高の3万1524.22円で取引を終えた。6月の米FOMC(連邦公開市場委員会)で利上げが見送られるとの観測から米国市場が上昇し、国内市場もその流れが波及した。なお、先日更新したバブル崩壊後の高値を更新し、1990年7月以来の高値水準となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カプコン<9697>やKADOKAWA<9468>が続伸して年初来高値を更新したほか、サイバーエージェント<4751>やガンホー<3765>などゲーム主力株の一角も買われた。
また、ANYCOLOR<5032>が反発し、一時6550円まで買われる場面があった。ANYCOLORは、前日6月1日に6月8日付での東証プライム市場への市場区分変更が承認されたことが買い材料となったようだ。
ほか、岩井コスモ証券が投資判断を新規「A」、目標株価2500円でカバレッジを開始したカバー<5253>が大幅反発して上場来高値を更新し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を3900円から4300円に引き上げたバンダイナムコHD<7832>もしっかり。
半面、オルトプラス<3672>やアエリア<3758>などがさえない。
前日にクレーンゲームアプリ「トレバ」の中国市場への進出を材料にストップ高まで買われたサイバーステップ<3810>は、利益確定の売り物に押されて反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高9900億8900万円、営業利益1164億7200万円、経常利益1280億0600万円、最終利益903億4500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高253億4100万円、営業利益94億1000万円、経常利益94億4800万円、最終利益66億9800万円(2023年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032