Brave group、ロンドンに現地法人を設立 欧州市場をターゲットにVTuber事業・EC事業を展開

Brave groupは、英・ロンドンに現地法人であるBrave group Europe Limitedを設立し、広く欧州市場をターゲットにVTuber事業・EC事業等を展開すると発表した。Brave groupにおける英国進出は、「米国」現地法人に続く海外展開第2弾となる。

Brave group Europeでは、日本企業としては初めてとなる欧州圏多言語VTuberプロジェクトを展開していく。英語に加え、スペイン語、フランス語、ドイツ語等の欧州圏で話されている言語の話者を採用し、VTuberとして年内にデビューする予定。

それに伴い、本日VTuberプロダクション「globie(グロービー)」のオーディションサイトを公開し、6月14日日本時間AM10時より、第1期生の募集を開始する。

オーディションサイト
https://globie.net/audition

また、同時に日本アニメ関連のグッズを取り扱う専門EC・情報発信サイト「FavieBox」を2023年8月1日よりオープンする。日本のアニメ、漫画、フィギュアなどのサブカルチャーと呼ばれる市場は、日本国内に限らず世界中で広まっており、欧州でも様々なイベントが開催されるなど、盛り上がりを見せている。

FavieBoxでは様々なアニメ関連のグッズを網羅的なラインナップ、低価格で販売しつつ、日本のサブカルチャー情報の発信も行なうサイトとして運営していく。

将来的にはBrave group EuropeをはじめとするBrave groupの様々なIP関連グッズの展開も取り扱うことを想定しており、グッズ販売と情報発信を通じて欧州圏における日本のサブカルチャーの発展に貢献することを目指す。

VTuber市場は、世界的にみて日本が最も牽引しており、次いで中国、米国などが盛り上がりを見せている中、欧州ではまだ黎明期で、現在VTuberが各地で注目され始めている段階。中でもドイツでは毎年たくさんのVTuberが生まれているという。

また、欧州の2つの特徴として、1点目は総人口が約7億人と多く、特に欧州のトレンド発信地である「イギリス、フランス、ドイツ」の3カ国は約2億人の人口を抱えており、この3カ国から他国への波及力が高い点が挙げられる。

2点目の特徴は「多言語」である点。欧州では公用語だけでも20以上の言語が話されており、その中でも英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語などが主要な言語。

欧州全域をターゲットに多言語対応をすることによって、スペイン語圏・フランス語圏などもカバーでき、市場規模の広がりが期待できるとのこと。

これらの状況から欧州市場はVTuber事業成長の可能性があるものの、多言語・多文化で成り立つ市場であり、現地特有の文化やトレンドを把握した上で展開する必要があることから、現状、広く英語圏をターゲットとするプロダクションは存在するものの、欧州市場に焦点を絞って進出をしているVTuberプロダクションは多くない。

Brave groupは、現地で拠点を設立したうえで、現地特有の文化を肌で感じながら現地雇用のスタッフと共に事業開発やクリエイティブを作ることが最重要だと考え、今回の英国拠点設立にいたった、としている。

 

■英国拠点の概要

Brave group Europe Limited
・会社名:Brave group Europe Limited
・設立:2023年3月
・Managing Director:Takahiro Takizawa
・所在地:3.25East London Works,75Whitechapel Road, London E11DU
・公式サイト:https://bravegroupeurope.com

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