【ゲーム株概況(6/16)】国内証券が目標株価を引き上げのセガサミーHDが高値を更新　新作『つなキャン』好発進もenishは目先の材料出尽くしに

6月16日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比220.59円高の3万3706.08円で取引を終えた。前場は弱含みの推移となっていたものの、日銀が金融政策決定会合で大規模な緩和策の維持を決定したことを受け、後場に入ると一気にプラス圏に転じた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、AI関連として動意づいたHEROZ<4382>が大幅反発したほか、アピリッツ<4174>やAiming<3911>、gumi<3903>などが買われた。

また、みずほ証券が同社の投資判断「買い」を継続して、目標株価を3200円から3800円に引き上げたセガサミーHDが年初来高値を更新し、東海東京証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価を4500円から7360円に引き上げたカプコン<9697>も4日ぶりに反発した。

カバー<5253>は連日の上場来高値更新と強さを見せた。

半面、enish<3667>が大幅続落し、ストップ安まで売られた。enishは、期待の新作『つなキャン』は、App Storeのセールスランキングで20位となるなど、順調なスタートを切ったものの、事前の期待感から先行して買われていただけに、目先の材料出尽くしとみた売り物に押される展開となったようだ。

ほか、マイネット<3928>や円谷フィールズHD<2767>が売られ、「すとぷり」運営会社のSTPRとの資本業務提携を材料に前日はストップ高していたモイ<5031>は反落した。