ワントゥーテン、人や物などの3Dデータをリアルタイムに転送・復元しホログラム映像として出現させる「ライブホログラム」を開発

ワントゥーテンは、この日(6月21日)、人や物などの3Dデータをリアルタイムに転送・復元し、ホログラム映像として出現させることができるシステム「ライブホログラム」を開発したことを明らかにした。また、「ライブホログラム」の実用化を目的として、東京大学大学院工学系研究科の中尾研究室と共同研究を行い、2023年の秋までに、5Gを用いたデモンストレーションの実施、情報発信やゼミ・講義・講演等への活用などを予定している。

 

「ライブホログラム」について
人や物などの3Dデータをリアルタイムに転送・復元し、ホログラム映像としで出現させることができるホログラフィックテレポーテーション技術は、現在世界中で研究開発が行われているテクノロジーの一つ。

しかし、高速でデータを圧縮・転送・解凍し、3Dモデルとして再構築することはハードルが高く、表示速度が遅くなることが多くの研究者にとっての課題となっている。

ワントゥーテンは、独自の技術・ノウハウでその課題をクリアし、世界中のどこにでもリアルタイムで3Dデータの転送を可能にした独自のシステム「ライブホログラム」を開発した。

「ライブホログラム」は、マルチデバイスに対応しているため、ユーザーは好みのデバイスで映像を楽しむことができる。HoloLensなどの複合現実ディスプレイと組み合わせると、離れた場所にいても同じ空間上でお互いが存在しているような体験をすることができる。

また、先日WWDCで発表したApple Vision Proにも対応を予定しており、今後さらに加速していくと思われる「空間コンピューティング」の潮流において「ライブホログラム」を活用する機会を増やしたい、としている。

  

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