CRI・ミドルウェアとヤマハ、ゲームにおける立体音響技術の普及を図るために協業

CRI・ミドルウェア<3698>と、ヤマハ<7951>は、ゲームにおける立体音響技術の普及を図るために協業することを明らかにした。CRIがもつサウンドミドルウェア「CRI ADX」に、ヤマハがもつ仮想立体音響ソリューション「Sound xR」を標準搭載することを目指していく。

■ゲームにおける立体音響技術の普及は発展段階。期待は大きいものの、実用化にはコストパフォーマンスへの課題が。
映画やVR、アミューズメント機器などエンターテイメント領域を筆頭に、立体音響技術への期待は高まりつつある。しかしながら、ゲームにおいては立体音響に対応していないテレビで遊ぶ場合が多いことや、立体音響を実現するために必要な開発工数が多いことなどから、立体音響技術を取り入れた製品は多くない。

一方でゲーミングPCなど、高性能なPCでゲームをする人は1000万人以上存在し、今後PCでゲームをしたいと考えている潜在層も1000万人以上いるとみられている。ゲームに対してより深い没入感、より高い性能を求める人は今後さらに増えていくと考えられ、立体音響技術への期待も高まっていくだろう。

■ゲームのサウンドミドルウェアとして国内トップクラスのシェアを誇る「CRI ADX」と、長年の立体音響研究から生まれた「Sound xR」をもつヤマハの協業により、ゲームへの立体音響普及を目指す。
CRIはこれまでも立体音響技術に注目し、スマートフォン、コンシューマーゲーム機など処理能力の異なるデバイスでも立体音響が体験できるように、同社製品であるサウンドミドルウェア「CRI ADX」の開発を行ってきた。2023年中に「CRI ADX」へ「Sound xR」を標準搭載、およびサービスリリースを行い、「CRI ADX」を用いることで「Sound xR」の技術も開発に活用できる環境を目指す。そして、より多くの方が立体音響に対応したゲームを楽しみ、新たなゲーム体験に出会う機会を提供していく。

■CRI、ヤマハの両社はGTMF2023に出展。それぞれのブースで「CRI ADX」、「Sound xR」を紹介。
CRIとヤマハはGTMF2023に出展する。各ブースで「CRI ADX」や「Sound xR」を体験することができる。入場無料で参加できるので、気軽にブースへ来てほしい。

<GTMF2023出展概要>
日時および開催場所
・6月30日 コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪内)
・7月4日秋葉原UDX GALLERY NEXT THEATER
いずれの日程も展示時間は10:45~18:00

GTMF2023の開催概要はこちら
https://GTMF.jp