『勝利の女神:NIKKE』、世界累計収益4億ドル(578億円)突破 日本のシェアが60%と最大 22年11月~23年5月の収益ランキングでTOP5に入る唯一の海外タイトル Sensor Tower調査
Sensor Tower(センサータワー)は、2022年11月にリリースしたモバイル版『勝利の女神:NIKKE』が2023年5月に世界累計収益4億ドル(578億円)を突破したとするレポートを発表した。レポートによると、同タイトルの最大の市場は日本で、市場別収益シェアで60%近くを占めているという。
世界累計収益4億ドルを突破したNIKKE、日本のモバイルゲーム収益でも5位に
『勝利の女神:NIKKE』は、世界でリリースされているが、同期間の市場別収益シェアでは日本が最大の市場となっており、60%近くを占める。2位はアメリカで15%、3位は韓国で13%と続いているという。
同期間のダウンロード数でも日本は1位だが、そのシェアは23%。2位はアメリカで14%、3位はタイで11%と続く。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、このデータから日本は高いRPDであることがわかると指摘している。
さらに2022年11月~2023年5月の日本のモバイルゲーム収益で、『勝利の女神:NIKKE』は5位にランクイン。『モンスターストライク』や『ウマ娘 プリティーダービー』など日本パブリッシャーのモバイルゲームが占める中、同作は唯一の海外パブリッシャーのモバイルゲームでもあるという。
『勝利の女神:NIKKE』は、スクワッドRPGだが、同期間の日本のモバイルスクワッドRPGの収益では、『ウマ娘 プリティーダービー』に次ぐ2位。3位は『ブルーアーカイブ』(Yostar)だが、その差は2倍以上となっている。
コラボやアップデートで着実に収益を上げ、幅広い年齢層に支持される
『勝利の女神:NIKKE』は、コラボやアップデート時に着実に収益を伸ばしている。一例を挙げると、2023年2月22日から3月15日までの期間にTVアニメ『チェンソーマン』とのコラボ時には、コラボ前日の2月21日に日本のApp StoreにおけるTop収益ランキング21位だったが、コラボ当日には3位に急上昇し、その後コラボ期間週はTop15圏内をキープした。
直近でのアップデートでもこの傾向が見られる。2023年4月27日に実施した「ハーフアニバーサリーアップデート」時では、アップデート前日の19位から2位に急上昇している。
日本は『勝利の女神:NIKKE』の世界最大の市場だが、ユーザー分布を見ると各市場の特性がわかる。収益シェア上位3市場(日本、アメリカ、韓国)のユーザー分布では、アメリカが若年層(18-24歳)に最も支持されていることがわかる。
韓国では25-34歳の層が50%以上となっており、圧倒的なシェアを持っている。また、日本とアメリカの男女比率が7:3なのに対し、韓国では6:4となっているのも特徴的とする。日本では25-34歳の層が最多で40%。35-44歳の層もこの3市場の中では最も高く、幅広い年齢層に支持されている。
レポートの詳細は下記サイトを確認してほしい。
勝利の女神:NIKKEがリリース7ヵ月で世界累計収益4億ドルを突破、日本が最大の市場で60%近くを占める
https://sensortower.com/ja/blog/nikke-400m-dollars-in-global-revenues