【ゲーム株概況(7/4)】米独立記念日控え海外勢不在、材料株に短期資金 ガーラ一時S高、月次思惑で買取王国反発 目標株価引き上げもカプコン反応薄
7月4日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前日比330円81銭安の3万3422円52銭でこの日の取引を終えた。前日の大幅上昇後ということもあり、利益確定の売りが出やすかったうえ、米国市場が独立記念日で休場で海外勢が不在だったこともあって、指数寄与度の大きい銘柄を中心に売られ、一時は400円を超える下落となる場面もあった。
海外勢不在で商いが薄くなるなか、値動きの軽い一部材料株が活況だったようだ。ガーラ<4777>が後場急騰し、一時ストップ高まで買われた。子会社Gala Labがブロックチェーンゲーム『Flyff Universe』について、BPMGおよびWemade Connectとパブリッシングおよびゲーム事業に関する戦略的提携を行うと発表したことが材料視された。
買取王国<3181>も大幅高。年初来高値を更新した。毎月の第1週目の火曜日または水曜日に月次売上高の発表が行われており、その結果への思惑から買いが入った模様だ。2024年2月期に入ってから月次既存店売上高の2ケタ増が続くなど、足元で好調に推移しており、期待が高まっているようだ。ただ、発表後に売りに押されることもあり、注意が必要か。東京通信グループ<7359>も続伸。
他方、カプコン<9697>が反落。みずほ証券がレーティング「買い」の継続とし、目標株価を5600円から6400円に引き上げた。海外勢が少ないこともあり、特に材料視されなかったようだ。メガチップス<6875>も反落。水戸証券がレーティングについて「A」から「B-」に引き下げた一方で、目標株価を4300円から440円に引き上げた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777
会社情報
- 会社名
- 買取王国