『DQウォーク』と『DQタクト』が「ドラクエの日」にランキング1位、2位独占 『DQウォーク』は位置ゲームでは国内トップ Sensor Tower調査
Sensor Tower(センサータワー)は、5月27日の「ドラゴンクエストの日」にまつわる「ドラゴンクエスト」IPタイトルに関する調査レポートをまとめた。今年のドラクエの日には、『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』がトップ収益ランキングの1位と2位を独占したほか、『星のドラゴンクエスト』も9位にランクイン。ドラクエの日の前日である5月26日には『ドラゴンクエストウォーク』が32位、『ドラゴンクエストタクト』が67位だったが、ドラクエの日に急上昇したのだ。その後も好調をキープし、『ドラゴンクエストウォーク』はTop3圏内を4日間キープしている。
当サイトでも報じたように、関連モバイルゲームでは、ドラクエの日を記念してさまざまなゲーム内イベントを展開した。『ドラゴンクエストウォーク』では、『ドラゴンクエストVI』イベント第1章をスタートさせ、新たなふくびき(ガチャ)「伝説のラミアスのつるぎ装備ふくびき」を実施した。また、『ドラゴンクエストタクト』では、Sランクキャラが1枠確定で入手できる「2023ドラクエの日記念特別SPスカウト赤/青/緑」を実施した。
『ドラゴンクエストウォーク』は2019年9月にリリースした位置情報ジャンルのモバイルゲームで、ウォーキングしながらRPGが楽しめるモバイルゲーム。日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は17億ドル(2454億円)を突破し、パブリッシャーのスクウェア・エニックスのモバイルゲーム収益を牽引するタイトルになっている。
位置情報ゲームとしては、『Pokémon GO』も人気があるが、レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、Sensor Towerのデータを引用し、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本における収益では、『ドラゴンクエストウォーク』が『Pokémon GO』に1億ドル(144億円)近くの差をつけてトップと明かした。
この2つの位置情報モバイルゲームは、日本におけるユーザー分布も似た傾向にあり、24-44歳の層に支持されている。中でも、『ドラゴンクエストウォーク』は35-44歳の層が『Pokémon GO』と比較してより厚く、初代『ドラゴンクエスト』が発売したのが1986年であることを考えると、古くからのシリーズファンが『ドラゴンクエストウォーク』に根付いていると推察できる。
他方、『ドラゴンクエストタクト』は2020年7月にリリースしたスクワッドRPG。日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は5億5000万ドル(794億円)を突破している。ドラゴンクエストの世界観に戦略要素を盛り込んだモバイルゲームの同作は、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本におけるスクワッドRPGジャンルの収益において、2位となっているという。
『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』のパブリッシャーはスクウェア・エニックスで、両タイトルはモバイルゲーム収益の大きな柱となっている。Sensor Towerのデータによると、日本における直近2年(2021年6月~2023年5月)のモバイルゲーム別収益では、両タイトルが1位と2位になっており、同社の全体収益の50%以上を占めているという。
また、Tsuji氏は、2023年5月27日から6月10日までの日本におけるパブリッシャー別収益ランキングで、スクウェア・エニックスは1位となっており、ドラクエの日施策の好調ぶりが確認できるとした。
なお、レポートの詳細は下記を確認してほしい。
【レポート】
ドラクエの日にウォーク・タクトが急上昇、同日に日本のトップ収益ランキング1、2位を独占
https://sensortower.com/ja/blog/dragon-quest-day-in-japan