【ゲーム株概況(7/10)】eスポーツのアジア大会の正式競技追加が決定でウェルプレイド・ライゼストに連想買い　国内証券が目標株価引き上げのANYCOLORはしっかり

7月10日の東京株式市場では、日経平均は5日続落し、前日比198.69円安の3万2189.73円で取引を終えた。6月の米雇用統計の発表内容を受けて、米FRB（連邦準備理事会）による金融引き締めが継続するとの見方が強まったことが市場の心理を冷やした。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>が大幅続伸した。ウェルプレイド・ライゼストは、eスポーツが第20回アジア競技大会の正式競技に決定したことから、eスポーツ専業の同社に連想買いが向かった側面があるようだ。

また、サイバーエージェント<4751>やKLab<3656>、Aiming<3911>などが買われ、大手ゲーム株ではコナミグループ<9766>がしっかり。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を2万100円から2万5600円へと引き上げたANYCOLOR<5032>は後場に入ってプラス圏に浮上した。

半面、東京通信グループ<7359>の下げがきつく、ケイブ<3760>やボルテージ<3639>などが売られた。ケイブは、今週12日に5月本決算の発表を予定しており、発表内容への様子見の動きとなっているようだ。

ほか、サンリオ<8136>やIGポート<3791>などがさえない。