ワンダープラネット、第3四半期(9~5月)決算は売上高18%増、赤字幅縮小に 『クラッシュフィーバー』と『ジャンプチ』が貢献 新作開発契約の変更も奏功

  • ワンダープラネット<4199>は、7月14日、2023年8月期の第3四半期累計(9~5月)の決算を発表、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に関する契約変更の影響に加え、『クラッシュフィーバー』と『ジャンプチ ヒーローズ』が好調に推移したことで第3四半期期間(3~5月)が黒字転換したこともあり、累計期間でも赤字幅が縮小した。

    売上高25億3900万円(前年同期比18.6%増)
    営業損益1億2900万円の赤字(前年同期5億1400万円の赤字)
    経常損益1億4900万円の赤字(同5億3000万円の赤字)
    最終損益2億1300万円の赤字(同3億7100万円の赤字)

    売上高は、主に『クラッシュフィーバー』と『ジャンプチ ヒーローズ』が堅調に推移し、おおむね想定どおりの着地となった。なお、第3四半期会計期間においてコンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に関する契約変更を実施したことに伴い、開発費用の同社負担が減少し、売上高が増加している。また、同じく契約変更に伴い開発開始から第2四半期累計期間までの開発費用精算を実施したことによる売上高の増加もあり、会社全体では前年同期比で増収となった。

    MAU(月次アクティ脱ユーザー数)の状況は、『クラッシュフィーバー』はコラボイベントなどが奏功し堅調に推移し、『ジャンプチ ヒーローズ』は日本版5周年キャンペーンの開催により大幅に増加し、堅調に推移している。『アリスフィクション』はコラボイベントの十分な効果を得られず減少推移となった。

    営業利益は、中長期的な収益の拡大に向け、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトルの開発にも前事業年度に引き続き取り組んでいる一方で、期初より継続して取り組んでいる既存タイトルの運営体制の見直し、最適化による外注費などの運営費削減の効果や、全社的な費用削減効果により、売上原価・販売費及び一般管理費が第2四半期会計期間に比べて減少した。また、コンシューマー系ゲーム開発会社との共同事業による新規タイトル開発に関する契約変更実施に伴う過去開発費用の精算を実施したことにより、営業損失が縮小した。

  • ■通期予想は引き続き非開示

  • なお、2022年8月期通期の連結業績予想は非開示。現時点で会社全体での合理的かつ信頼性のある業績予想の策定および公表が困難であるため、としている。

ワンダープラネット株式会社
http://wonderpla.net/

会社情報

会社名
ワンダープラネット株式会社
設立
2012年9月
代表者
代表取締役社長CEO 常川 友樹
決算期
8月
直近業績
売上高34億6400万円、営業利益4900万円、経常利益2800万円、最終損益2億3600万円の赤字(2023年8月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4199
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