エディア、第1四半期(3～5月)決算はコミック・電子書籍などIPストック型売上高の増加で売上高36％増に　高利益率のスポット案件の減少で利益率は低下

エディア<3935>は、7月14日、2024年2月期の第1四半期（3～5月）の連結決算を発表、コミック・電子書籍などIPストック型売上高の大幅増加により対前年同期比で大幅な増収となったが、高利益率のスポットライセンスアウト案件の減少で利益率が低下した。

売上高8億6300万円（前年同期比36.4％増）
営業利益4500万円（同1.9％減）
経常利益4400万円（同1.1％減）
最終利益4400万円（同1.1％減）

①IP事業
ゲームサービスは、様々なイベントを通じて長期運営タイトルの安定推移を目指したものの、前年同期比では売上が減少した。しかし、同社保有のレトロゲームタイトルの復刻版の販売や、欧米市場に向けたライセンスアウト、法人向けコンテンツ受託制作、他社のゲームサービスのローカライズおよび運営受託、BtoB受託により、その売上減少を補った。

一方で、オンラインくじサービスの「くじコレ」、女性顧客向けオンラインくじサービス「まるくじ」は前期に引き続き、人気IPとのコラボレーションを数多く行うなど積極的に展開し、同社グループの収益に貢献した。

②出版事業
コミックおよびライトノベルの新刊数増加ならびに既刊重版により、紙出版・電子書籍ともに売上が大きく伸び、目標どおり進捗した。

※BtoB事業を2023年3月よりIP事業に統合。

■通期予想は変更なし

2024年2月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高30億円（前期比8.7％増）
営業利益1億8000万円（同16.9％増）
経常利益1億7700万円（同21.2％増）
最終利益1億7700万円（同17.5％増）