サイバーステップ、2023年5月期の決算は「トレバ」苦戦し売上高45%減の40億5700万円と大幅減 営業損失は費用削減効果で11億5800万円に赤字縮小
サイバーステップ<3810>は、7月18日、2023年5月期の連結決算を発表し、売上高40億5700万円(前の期比45.3%減)、営業損失11億5800万円(前の期は13億5300万円の損失)、経常損失12億5500万円(同14億8800万円の損失)、最終損失13億8000万円(同13億8000万円の損失)と大幅減収・赤字幅縮小となった。
・売上高:40億5700万円(同45.3%減)
・営業損失:11億5800万円(同13億5300万円の損失)
・経常損失:12億5500万円(同14億8800万円の損失)
・最終損失:13億8000万円(同13億8000万円の損失)
「トレバ」が想定に届かず、費用減で赤字縮小
同社では、既存タイトルの「トレバ」における定期的なプロモーションや景品仕入において注力することにより集客及び継続率の向上に対する効果を見込んでいたが、想定よりも売上高の向上へ寄与するまでには至らなかった、としている。
コスト面では、営業所の規模の縮小など全社的な費用削減を実施したことで一部費用は減少傾向となり、赤字幅の縮小に繋がった。ただ、新規タイトルにおける開発期間の長期化により開発費用などが負担となったという。
セグメントごとの経営成績は次のとおり。
■オンラインゲーム事業
オンラインゲーム事業は、主に「オンラインクレーンゲーム・トレバ」を展開した事業。オンラインゲーム事業においては、外部顧客への売上高は39億4900万円、セグメント損失は5億1200万円となった。
■エンターテインメント事業
エンターテインメント事業は、主に音響制作および声優プロダクション事業。エンターテインメント事業においては、外部顧客への売上高は1億0700万円、セグメント損失は800万円となった。
四半期業績の推移は以下のとおり。
2024年5月期の見通し
続く2024年5月期の業績見通しは開示していない。現段階で合理的な業績予想の算定が困難なことから未定とした。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810