コリアマーケティングとToonimotion、日本市場におけるウェブトゥーン原作素材を活用したアニメ事業の推進で協業

コリアマーケティングとToonimotion(トゥニ―モーション)は、日本市場におけるウェブトゥーン原作素材を活用した新アニメーション事業の推進を目指し、業務協約(MOU)を締結したと発表した。今後、Toonimotionが保有する「ショートフォームアニメ」ノウハウを用いた日本での営業、広報、制作等を支援していく。

Toonimotionが保有する技術の特徴
Toonimotionは、グローバル動画配信サービス(OTTまたはVOD)市場及び、ウェブトゥーン市場が成長を続ける一方、映像化されるウェブトゥーンコンテンツは全体のわずか数パーセントにも満たないことに着目した。

完結した人気のウェブトゥーン作品の原作素材等を再利用することで、低コストかつ短期間での制作を可能とし、クオリティの高い新たなアニメーション制作のスタイルを実現させた。

 

サービスの特徴

(1)低コスト・短期間での制作
ウェブトゥーンの原作素材データを活用することで、従来のTVアニメを制作する手法と比較し、製作費も制作期間も従来の10分の1での提供を可能とする独自の技術とノウハウを構築した。 また、制作プロセスを見直すことで、3名以下の少数チームでの制作を可能し、制作現場における人材不足の悩みを解消した。

(2)TVアニメにも引けをとらない高クオリティ
「ショートフォームアニメ」は、ウェブトゥーン1話分をアニメ1本分とし、1本あたり3分~5分程度の長さで制作する。一般的なTVアニメに引けをとらない高クオリティーな演出と、まるで映画のような質の高いサウンドにこだわっている。数話まとめることで、15分ほどの尺に拡張させることもできる。

(3)ローリスク・ハイリターン
ウェブトゥーンでの人気が既に実証済みの良質なコンテンツIPをベースにすることで、アニメ制作におけるリスクを削減できる。さらに、視聴者確保においても、原作ファンからの流入が期待されることで一定の収益が見込まれる。

 

事業提携に関する両社代表コメント

コリアマーケティング株式会社 代表取締役 金 世永氏のコメント
Toonimotion社との業務提携をとても嬉しく思います。
K-POPが世界を席巻し、韓国ドラマが世界を魅了しているなか、韓国アニメコンテンツであるWebtoonの人気も益々高まっています。
Toonimotion社は韓国のWebtoonを基盤に低コストでショートアニメを制作する独自技術を保有したスタートアップとして注目を集めている企業です。
弊社はこれまでにも韓国発スタートアップ企業を支援してきた実績やノウハウを生かし、この度のパートナーシップを通じ、日本のアニメ産業にも韓国コンテンツの新しい風を吹き込むことを目指してともに頑張ってまいります。

株式会社Toonimotion 代表取締役 チョ・ギュソク氏のコメント
この度コリアマーケティング社との業務提携を通じて日本進出の基盤ができたことを大変嬉しく思っております。両社が保有するコンテンツとネットワークを通じ、日韓両国にて共に成長できることを期待しております。

 

今後の方向性

コリアマーケティングは、Toonimotionの日本進出を下記の3点で支援する。

(1)韓国で既に制作した「ショートフォームアニメ」の日本での流通支援
韓国で既に制作したショートフォームアニメ*は、コリアマーケティングが窓口となり、字幕版・吹き替え版の2種類を作成し、動画配信プラットフォームでの放映に向けた取り組みを行う。
*2022年5作品制作済、2023年新規5作品制作中

(2)日本で配信されているウェブトゥーン作品の「ショートフォームアニメ」制作支援
日本で制作・配信されているウェブトゥーンの原作素材データを活用し、韓国でショートフォームアニメを制作することが可能となる。制作のための詳細コミュニケーションはコリアマーケティングでサポートする。

(3)ウェブトゥーン作品の認知拡大を目的としたPR広告動画の制作と販促支援
Toonimotionのショートフォームアニメ制作ノウハウを活用し、プロモーション広告のための動画を制作する。ウェブトゥーンコンテンツを用いた30秒~1分程度のショートアニメ動画を制作することで、作品の世界観をよりわかりやすく伝えるブランディングでの活用はもちろん、従来の広告よりも高いパフォーマンスを実現する広告としての利用も促し、認知拡大やコンバージョンを獲得できるよう支援する。