ユーザー数900万超のブロックチェーンゲームPF「WEMIX PLAY」が「WebX」にてそのポテンシャルを講演予定…キーマンに意気込みと日本市場への可能性を聞く
昨今多くのゲーム企業も参入を発表し、盛り上がりを見せているブロックチェーンゲーム市場。WEMADE Co., Ltd.「以下(WEMADE)」も注力しており、期待が高まっている。
WEMADEと言えば、日本を含めた世界にてオンラインゲームを提供している企業だ。そんな同社は2019年にブロックチェーンゲームを展開しており、NFT技術採用の本格MMORPG『MIR4』では2021年に同時接続数130万人を突破した作品となっている。
同社は引き続き、グローバル及び日本でのブロックチェーンゲームの展開を強化しており、今年3月には世界最大ゲームデベロッパーカンファレンス「GDC 2023(米国)」参加をはじめとし、数々のカンファレンスに参加しており、またWEMIX3.0エコシステムを発表している。
今月末には日本で開催されるWeb3カンファレンス「WebX」にプラチナスポンサーとしても登壇予定だ。「WebX」とは7月25日から2日間東京国際フォーラムにて開催されるWeb3カンファレンスとなり、全世界50ヶ国、150以上の企業が参加するという。
本イベントでは、WEMADE CEOヘンリー・チャン氏が登壇し、同社が考えいるブロックチェーンエコシステム「WEMIX3.0」について講演予定だ。
これまでも多くのオンラインゲームを提供してきたWEMADEから見たブロックチェーンゲームの可能性とは。本項では、WEMADE日本法人のキーマン、崔鍾玖氏と兪昌勲氏にメールインタビューを実施。
同社の考えるブロックチェーンゲームの可能性と「WebX」登壇への意気込みを聞いてきた。
2019年から展開したブロックチェーンゲーム…そのポテンシャルとは
株式会社WEMADE ONLINE代表取締役
崔鍾玖(チェ ジョング)氏(写真左)
事業チーム長
兪昌勲(ユ チャンフン)氏(写真右)
――:まず初めに、改めてWEMADEという会社についてお教えください。
崔:WEMADEは、韓国に本社を置くゲーム開発およびパブリッシング企業です。2000年に設立され、20年以上にわたりゲーム業界で活動してきました。
韓国だけでなく、世界中にゲームを展開しています。その間、様々なゲームを開発・運営し、多くの成功を収めています。
最近の代表作は「MIR4」や「Night Crows」などがあります。
――:御社ではブロックチェーンゲームを2019年から参入しておりますが、これまで振り返ってみていかがでしょうか。
崔:ブロックチェーンゲームには2019年頃と比較的早い段階から、リリースしてきました。
特に、2021年にリリースした「MIR4」のグローバル版は世界170カ国向けに12の言語で公開。最大同時接続者数が140万人を記録する等、世界中の多くのユーザー様に楽しんで頂けているブロックチェーンゲームになっていると感じています。
▲ニュースリリース時は130万人突破であったが、その後も反響があり同時接続数140万人を超えたそうだ。
その成功事例を他のパートナーにも広げていきたいという思いで2022年7月、世界で最も大きいブロックチェーンゲームプラットフォームとしてWEMIX PLAYのサービスを開始しました。
――:ゲーム企業が「WEMIX PLAY」に参画するメリットはどの点にあるとお考えでしょうか。
兪:プラットフォーム内には、『MIR4』等既に30以上のブロックチェーンゲームがあり、グローバル900万人以上のユーザー様に遊んで頂いております。
またオンボーディング契約済みの参入企業様によるリリース予定作まで含めると100種以上のゲームが準備されています。
つまり、すでにブロックチェーンゲームに関心の高いユーザーすでにおり、プラットフォームとしてもコンテンツが整っている状態にあります。
ですので、ゲーム企業様からすると、ブロックチェーンゲームを探しているグローバルユーザーを短期間で確保できるというメリットがあります。
開発面でもゲーム会社様にはなるべく、ゲーム部分に集中して頂けるよう、ブロックチェーンゲームを別途開発する必要のない、SDKの提供や、トークンエコノミーの設計部分のガイド等もご提供しています。
▲WEMIXは、BCG PF以外にも、WALLETや、DeFi、DAO、NFTマーケット等の巨大生態系を構築されている。
我々が2019年から培ってきたノウハウを存分に提供しておりますので、これからブロックチェーンゲームをつくろうと考えている皆様には、是非お気軽にご相談頂きたいですね!
――:4年以上のノウハウが得られるということですね。ちなみにお二人から見たブロックチェーンゲームにおける日本市場の可能性はどのようにみていますか。
崔:昨年『STEPN』が日本国内でも話題になりましたし、コンテンツとしても可能性は感じております。また多くの企業様がタッグを組んでいることから、他の企業様も期待していることでしょう。
実は我々もgumi様やOasys様、doublejump.Tokyo様ともお話させて頂いたり、日本企業のHyperithmさんに出資する等とても大きな可能性を感じています。
反面、グローバルマーケットと比較するとやはりゲームのデザイン性や遊び方等文化的な違いが多くあると感じており、恐らく今「WEMIX PLAY」で提供しているようなものをそのまま日本で展開しても日本のユーザーには受け入れられにくいだろうなとも感じております。
――:可能性はあるものの、日本のユーザーに根付いたゲームデザインが必要だと。その場合、どのような企業と組んでいきたいとお考えでしょうか。
崔:グローバルブロックチェーンゲームの プラットフォームとして培った我々の知見は、もちろん活かしていきたいですが、それを押し付けるのではなく、しっかり日本市場を理解している日本のゲーム会社の皆様とお話しながら日本発世界でも勝てる新しいブロックチェーンゲームの成功方程式を一緒に考えて行きたいなと思っています。
そのために、我々も日本に詳しいメンバーを含めた体制変更や、プラットフォームに参加して頂きやすくなるような、パートナープログラム等も充実させていく予定です。
このような新しい取り組みに一緒にチャレンジしてくれる熱い想いを持った会社様とお話したいと思っています。
――:その一環として、来たる7月25、26日の「WebX」にて登壇も予定されていますが、どういった内容を講演されるのでしょうか。
兪:当日は韓国本社からCEOのヘンリー・チャンも来日し「ゲームの境界を打ち破れ」と題したセッションや国内メディア懇談会を予定しております。また日本国内ゲームデベロッパー様向けに「WEMIX PLAY」のオンボーディング会を予定しています。
CEOヘンリー・チャンセッション
・テーマ:「The Blockchain Games: Breaking Down the Boundaries of the Games」
・日時:7/25(火):午前10:15-10:35
・場所:Hall B5
※当日は通訳講演も用意されている。
▲オンボーディング会イメージ
この「WebX」を皮切りに本格的に日本の皆様とお話を進めていきたいなと考えています!
ご興味のある方は是非お気軽にご相談ください!
――:最後に読者に向けて一言お願いします。
崔:WEBX後も日本のゲーム会社さんにWEMIX面白いな!と思ってもらえる発表をどんどん行っていく予定です!
一緒に新しいトレンド作りにチャレンジしてくるゲーム会社さんとお話できることを楽しみにしております!
――:ありがとうございました。
会社情報
- 会社名
- WeMade Online