セガサミーHD、第1四半期(4~6月)決算は売上高63%増、営業益712%増に パチスロ機の販売が好調な遊技機事業がけん引に 『404 GAME RE:SET』を配信開始
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セガサミーホールディングス<6460>は、8月1日、2024年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、主にパチスロ機の販売が好調な遊技機事業がけん引となり、大幅な増収増益を達成した。
売上高1080億5000万円(前年同期比63.4%増)
営業利益225億5600万円(同712.2%増)
経常利益230億9600万円(同442.7%増)
最終利益172億5900万円(同446.4%増)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①エンタテインメントコンテンツ事業 売上高538億4600万円(前年同期比2.0%増)、経常利益44億300万円(同45.9%減)
コンシューマ分野のフルゲームは新作タイトル『世界樹の迷宮I・II・III HD REMASTER』『ソニックオリジンズ・プラス』などを販売し、販売本数は74万本(前年同期は44万本)となった。リピートタイトルは前期発売タイトルを中心に販売し、販売本数は412万本(前年同期は470万本)となった。これらの結果として、フルゲームの販売本数は全体で487万本(前年同期は514万本)となった。F2Pは、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』およぶ開発はセガ、パブリッシャーはバンダイナムコエンターテインメントが担う『ONE PIECE バウンティラッシュ』がけん引した。また、『404 GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』の配信を開始した。
アミューズメント機器分野は、UFOキャッチャー シリーズやプライズなどを中心に販売した。映像・玩具分野は、映像で劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影」などを公開し、玩具で新製品「ヘッドセットではいしん?!カメラも IN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン MYLIVE」や定番製品を販売した。
②遊技機事業 売上高509億7900万円(同382.9%増)、経常利益218億3600万円(同6億4600万円の赤字)
パチスロ機は、「スマスロ北斗の拳」などの販売を行い、6万4000台の販売(前年同期8000台の販売)となった。「スマスロ北斗の拳」の販売台数については既に計画を上回り、2023年8月にも追加販売を予定している。パチンコ機は「P北斗の拳 暴凶星」などの販売を行い、3万9000台の販売(前年同期1万4000台の販売)となった。
③リゾート事業 売上高29億2000万円(同10.2%増)、経常損益2億7200万円の赤字(前年同期11億6800万円の赤字)
「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、政府や独自の観光需要喚起策が寄与したことや、個人客が堅調に推移したことに加え、国際会議や法人イベントなどの大型MICEを開催し、コロナ禍で低調に推移していた団体客の回復が進んだ。海外は、PARADISE SEGASAMMY(持分法適用関連会社)が運営する「パラダイスシティ」において、カジノ売上については日本人VIP客のドロップ額(チップ購入額)が新型コロナウイルス感染症拡大前を超える水準を維持するなど、引き続き回復傾向が見られた。
※PARADISE SEGASAMMYは12月決算のため3ヵ月遅れで計上。 -
■通期業績予想は据え置き
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2024年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高4330億円(前期比11.1%増)
営業利益550億円(同17.5%増)
経常利益580億円(同17.2%増)
最終利益400億円(同12.9%減)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460