【ゲーム株概況(8/4)】決算内容評価のグリーやコナミグループが買われる 『ティアキン』貢献で好決算発表も任天堂は目先材料出尽くしに KADOKAWAは大幅反落
8月4日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら3日ぶりに反発し、前日比33.47円高の3万2192.75円で取引を終えた。国内の長期金利上昇への警戒感から朝方は売り物が先行したものの、前日までの2日間で1300円超の下落となっていたこともあり、一巡後は先物主導で買い戻される展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、グリー<3632>が4日ぶりに反発した。グリーは、前日8月3日に2023年6月期決算を発表しており、第四半期期間(4~6月)の業績がQonQ(前四半期比)で大幅な増益となったことが市場から好感されたようだ。
同様に前日発表した第1四半期決算が2ケタ超の増益となったコナミグループ<9766>が3日ぶりに反発し、年初来高値を更新した。
ほか、Aiming<3911>が大幅続伸し、サイバーエージェント<4751>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>などが買われた。
半面、任天堂は前日発表した第1四半期決算は5月に発売した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が1851万本の販売を記録するなど、好調な滑り出しとなったこともあり、大幅な増収増益を達成したが、目先の材料出尽くしとみた売り物に押された。
前年同期の『ELDEN RING(エルデンリング)』の大ヒットの反動もあってゲーム事業が大幅な減収減益となったKADOKAWA<9468>は大幅反落した。
そのほか、IGポート<3791>やCRI・ミドルウェア<3698>などが売られた。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766