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アクセルマーク<3624>は、12月23日、トレーディングカードのFCサイトの運営を手掛けるcraftyと同社の全株式を取得し、子会社化することに向けた協議開始に関する基本合意書を締結したことを発表した。
なお、取得価額については、両社間の交渉過程において、適切なデューデリジェンスを実施し、算定する予定だ。
craftyは、トレーディングカードの販売業者としてECを中心にトレーディングカード事業を手掛けており、ECオリパサービスブランド「アイリストレカ」は、X(旧Twitter)のフォロワー数2万6000件、LINE友だち登録数6万6000件(2024年12月11日時点)を記録するなど高い知名度を誇っている。同社は、サービスが本格稼働した2024年1月期から売上高4億7000万円、営業利益1億円、経常利益1億円、最終利益6300万円を計上するなど、今後も持続的な成長が期待できる企業となっている。
craftyを完全子会社とすることにより、アクセルマークが計画していたEC部門によるオリパ専用サイトの垂直立ち上げが可能となる。加えて、craftyに対して、アクセルマークが蓄積する自動販売機データを基礎とした販売情報の提供や広告事業部門との連携によるマーケティング力強化に加え、オフライン領域の自動販売機・店舗、オンライン領域のECサイト・オリパ専用サイトの4つの販売チャネルのシームレスな連携によるクロスセルの強化など、さまざまな事業シナジーによる事業拡大を図ることが可能となると考えているという。
基本合意によるcraftyとの連携は、スパイラルセンス参入によるエンジニア部門の開発保守運用力の強化とともに、アクセルマークの成長戦略に基づきトレカ事業EC領域の加速度的成長を実現するものとなる。今後のcraftyを含めたトレカ事業展開については、発表すべき事項が生じたタイミングで、速やかに公表するとしている。
なお、craftyが連結子会社となった場合には、2025年9月期の第2四半期より連結決算に移行する予定だ。中長期的にはアクセルマークの業績へ寄与するものと考えているが、連結決算移行による2025年9月期の業績に与える影響は現在精査中であり、開示すべき影響が判明次第発表する予定だ。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624