円谷フィールズHD、第1四半期(4~6月)決算は売上高268%増、営業益986%増に PS事業セグメントが大幅な増収と黒字転換を達成

  • 円谷フィールズホールディングス<2767>は、8月9日、2024年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、大ヒットパチンコ機である「新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」の再販もあり、PS事業セグメントが大幅な増収増益となり、業績をけん引した。

    売上高303億3500万円(前年同期比268.0%増)
    営業利益20億2500万円(同986.0%増)
    経常利益21億8500万円(同650.4%増)
    最終利益13億8400万円(前年同期2億900万円の赤字)

    主なセグメントごとの状況は以下のとおり。

    ①コンテンツ&デジタル事業セグメント 売上高31億3100万円(前年同期比7.6%増)、営業利益7億8500万円(同24.4%減)
    ・国内
    今年55周年を迎える「ウルトラセブン」関連商品の販売が順調にスタートした。また、3月より公開された映画「グリッドマン ユニバース」の商品販売その他MDライセンス収入は順調に推移した。一方、昨年に映画公開された「シン・ウルトラマン」の収益貢献が剥落したことから、映像収入は微減となった。

    ・中国
    テーマパークを通じてウルトラマンへのタッチポイントを増やすことで、玩具はもちろんほかの商品販売も好調に推移しており、中国からのMDライセンス収入は前年同期を上回った。

    ②PS事業セグメント 売上高269億7400万円(同455.3%増)、営業利益18億8200万円(同27億4300万円増)
    ビスティ製パチンコ機「P コードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection」を2万台、エキサイト製スマスロ機「L ベルセルク無双」を1万4000台それぞれ販売するとともに、人気シリーズ機の後発機に加え、今やホール運営に欠かせない基幹機種としての地位を確立した「新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」を再販した。以上により、第1四半期の販売台数は合計6万台(前年同期比430.8%増)となった。

  • ■通期予想は据え置き

  • 2024年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高1230億円(前期比5.0%増)
    営業利益120億円(同9.6%増)
    経常利益122億円(同8.7%増)
    最終利益85億円(同3.4%増)

円谷フィールズホールディングス株式会社
https://www.tsuburaya-fields.co.jp/

会社情報

会社名
円谷フィールズホールディングス株式会社
設立
1988年6月
代表者
代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
決算期
3月
直近業績
売上高1171億2500万円、営業利益109億5000万円、経常利益112億1800万円、最終利益82億2100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2767
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