アエリア、6月中間決算は営業利益27%増の4億3700万円…ITサービスとゲーム事業不振も不動産投資が好調

アエリア<3758>は、8月14日、2023年12月期 第2四半期累計(23年1月~23年6月)の連結決算を発表し、売上高118億8000万円(前年同期比24.0%増)、営業利益4億3700万円(同26.6%増)、経常利益7億1300万円(同157.0%増)、最終利益5億0900万円(同590.4%増)だった。ITサービスとゲームが大幅な減益となったものの、不動産投資事業が好調だった。

・売上高:118億8000万円(同24.0%増)
・営業利益:4億3700万円(同26.6%増)
・経常利益:7億1300万円(同157.0%増)
・最終利益:5億0900万円(同590.4%増)

 

コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を強化し、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みを生かし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてきた、としている。

また、アセットマネージメント事業においては、規模が小さく、事業期間の短い収益不動産を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営してきたとのこと。

 

①ITサービス事業
売上高は11億4100万円(同8.8%減少)、営業利益は6400万円(同33.3%減少)となった。データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少している。

②コンテンツ事業
売上高は51億9300万円(同0.4%減少)、営業利益は7400万円(同32.2%減少)となった。コンテンツ事業については、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っている。イベント関連の売上が増加したものの既存コンテンツの売上が減少したことにより売上高及び営業利益が減少している。

③アセットマネージメント事業
売上高は55億7600万円(同78.0%増加)、営業利益は2億9700万円(同130.9%増加)となった。不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っている。投資不動産の販売が好調に推移し、また同社グループ内シナジーの効果により売上高及び営業利益が増加している。

 

■2023年12月期の業績見通し

2023年12月期の業績は、売上高210億円(前期比2.0%増)、営業利益10億円(同19.7%増)、経常利益9億円(同24.9%増)、最終利益7億円(同305.1%増)を見込む。

・売上高:210億円(同2.0%増)
・営業利益:10億円(同19.7%増)
・経常利益:9億円(同24.9%増)
・最終利益:7億円(同305.1%増)
・EPS:31.64円

計画に対する進捗率は、売上高56.6%、営業利益43.7%、経常利益79.2%、最終利益72.7%となっている。

・売上高:56.6%
・営業利益:43.7%
・経常利益:79.2%
・最終利益:72.7%

株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
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