【ゲーム株概況(9/12)】主力・グロースともに循環物色続く 上方修正のアピリッツ反発 gumiとサイバーに自律反発狙い ユークス10日続落
9月12日の東京株式市場は4営業日ぶりに反発。日経平均株価は、前日比308円61銭高の3万2776円37銭でこの日の取引を終えた。米国株式市場の上昇に加えて、為替の円安基調を背景に循環物色の流れが強まったという。日銀の政策修正をめぐる思惑から銀行株が年初来高値を相次いで更新したほか、ホンダやマツダなど自動車株も活況だった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、アピリッツ<4174>が反発。9月11日、7月中間決算の上方修正を行い、営業利益を2億0400万円から2億5800万円に引き上げた。オンラインゲーム事業は運営移管案件が苦戦し、計画を下回る見込みとなったものの、WEB ソリューション事業が好調に推移したとのこと。
カプコン<9697>が4日ぶりに反発。みずほ証券が同社の投資判断「買い」を継続し、目標株価を6400円から6900円に引き上げた。
以下の目標株価の変更も観測された。
■みずほ証券
・SHIFT<3697>「買い」継続、目標株価2万4400円→2万6300円
■東海東京証券
・バンダイナムコホールディングス<7832>「ニュートラル」、目標株価3850円→3610円
前日に年初来安値を更新したgumi<3903>やサイバーエージェント<4751>が反発。自律反発狙いの買いが入ったほか、ショートカバーが入ったもようだ。
グロース株では循環物色が続いているようで、東京通信グループ<7359>やブシロード<7803>、GENDA<9166>が下げた一方で、カバー<5253>やUUUM<3990>、ANYCOLOR<5032>が高い。ユークス<4334>が10日続落。自律反発狙いの買いが入って下げ渋る場面もみられた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334